フィットネスやウェルネスを対象にしたスマートウォッチ内臓のパルスオキシメーターと、指先に装着するクリップ型のパルスオキシメーターの違いをお伝えします。
血中酸素濃度測定 スマートウォッチと指先パルスオキシメーターの違い
反射光を使うか透過光を使うかの違い
●スマートウォッチは腕にバンドで固定されています。光で腕を透過するのはスマートウォッチではパワー的に難しいので、測定は皮膚に当てた光の反射を利用して血中酸素濃度を測定します。下の写真はappleのスマートウォッチのお腹の部分です。発光部と受光部が見えます。
PHOTOGRAPH BY APPL
●指先に装着するパルスオキシメーターでは、爪から光を入れて爪の反対側から出る光を使って血中酸素濃度を測定します。
LED電灯を指先に当たると赤く血管などが浮かび上がって見えるぐらいなので透過光で測定できることがわかります。
正確さの違いは?
測定原理的は同じです。測定時の条件が良ければ同じような値が得られるでしょう。
ただ、スマートウォッチではバンドの締め付け具合によっては必ずしも良い測定条件にならないこともあります。
おかしな値が出た場合は、バンドなどの締め具合を調整する必要があるかもしれません。
指先に装着するタイプでは大きく標準からハズレた指のサイズでなければ特に問題は無いはずです。すでに多くの実績があるので安心なのはこちらでしょう。
スマートウォッチは医療機器ではない
スマートウォッチで血中酸素濃度を測定する目的はフィットネスやウェルネスでの話で、医療用途を目的にはしていません。そのため病院などではパルスオキシメーターとして使用できません。
一方の指先に装着するパルスオキシメーターは病院やクリニック、介護施設などで広く使われている医療機器です。
個人で使うのであれば、どちらでも構わないですね。それより目的にあった使いやすいほうがいいです。
おすすめは?
フィットネスやウェルネスで様々な測定をしたいならスマートウォッチが便利です。スマートフォンと連動して血中酸素濃度もバックグランドで測定する機能などを装備したものもあります。
しかし、今回は血中酸素濃度をメインで測定するという意味で、指先に装着するパルスオキシメーターをおすすめします。
フィットネスやウェルネスでの使用目的ではなく、あくまでも体調管理という意味では指先装着のパルすオキシメーターのほうが使いやすいのは間違えありません。
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