水槽用ヒーターによる火災事故に気を付けて

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メダカや熱帯魚などを飼育する際に、お世話になる水槽用ヒーターが火災の原因になることがあります。東京消防庁によると、水槽用ヒーターからの火災事故が過去10年間で54件発生しています。また、国の独立行政法人である製品評価技術基盤機構(nite)の事故情報では61件の事故が報告されていました。今回は、水槽ヒーター事故についてのお話です。あなたの水槽ヒーターもこの機会に今一度チェックしてみてください。

水槽用ヒーターによる火災

東京消防庁のHPで観賞魚用ヒーター(水槽用ヒーター)の火災件数をまとめ使用者に注意を喚起しています。

過去10年間で54件の火災が水槽用ヒーターにより発生していたとは驚きです。

ヒーターの故障、ヒータの誤った使い方など原因は器具側にも使う人側にもあります。平成24年までは、ヒーターの空焚きによる火災が多いの分かります。

情報東京消防庁

 

改正・施行日:平成27年7月24日付 電気用品安全法技術基準の解釈改正 観賞魚用ヒーターの空焚きによる過熱対策

このように問題が大きくなってきたこともあり、国は平成27年7月24日に電気用品安全法改正で水槽用ヒーターの加熱対策を行いました。

猶予期間1年を経て平成28年7月24日以降はすべての水槽用ヒーターは国の安全基準を満たしたものになりました。これで、万一空焚きしても火事にはならないということです。

情報電気用品安全法の技術基準解釈通達の一部改正について

(補足)新たに下記の要件が追加になりました。

○観賞魚用ヒーターで水中用のものにあっては、空気中に放置した 場合の外郭表面温度が400℃以下であること。

○試験紙発火試験において、試験紙が燃焼しないこと。

○保護カバーに樹脂を使用する場合は、JIS C 60695-11-10(耐火 性試験-電気・電子-第11-10部:試験炎-50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法)の分類 V-0 に適合すること。

<別表第八 2(15)>

観賞魚用ヒーター安全対策協議会 統一基準規格(SH規格)

国内のヒーターメーカーが集結して結成された安全対策の協議会「観賞魚用ヒーター安全対策協議会」

水槽用ヒーターによる火災が平成20年ごろから多発してきたので、ヒーターメーカーが協議会を結成しました。

何とか事故を減らさなくてはならないということで、水槽用ヒーターの安全基準を作り、それに適合したメーカーの製品に安全基準適合マークをつけることを許可しました。

このマークが付いていれば、空焚きしても火事にならないですというマークだと思ってください。

先の国の安全技術基準の解釈改正よりかなり前から業界は取り組んでいました。安全基準の解釈はこのSH規格をかなり考慮して作られたとみてよいでしょう。

さいごに

今回は水槽用ヒーターについて、色々なことが分かりました。まさか水槽用ヒーターで火災が起きるなんて考えてもみませんでした。SH規格を確認して購入するのが一番ですね。ここまで、読んでくれてありがとうございます。この記事がちょっとでもお役立てればうれしく思います。

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