パナソニック NE-MS4Aと象印 ES-GT26の違いです。
パナソニック NE-MS4Aと象印 ES-GT26はともに26Lタイプで性能も同じ程度のオーブンレンジです。
象印のオーブンレンジは久々の登場で注目を浴びています。新しい過熱方法の「うきレジ」は、ボウルを浮かせてレンジでムラなく加熱するユニークな方法です。
安心なパナソニックブランドにするか斬新なアイデアの象印にしようか、ちょっと迷いそうです。
下表は主な相違点や共通点です。性能はほとんど同じなので、機能の違いで選ぶのが良さそうです。
NE-MS4A | ES-GT26 | |
---|---|---|
①年間消費電力量 | 73kWh/年 | 73.4kWh/年 |
②年間電気代 | 2,263円/年 | 2,275円/年 |
③最大レンジ出力 | 1000W | 1000W |
④オーブン温度最高/最低 | 250℃/100℃ | 250℃/100℃ |
⑤レジグリ(象印独自) | ー | 象印独自 |
⑥うきレジ(象印独自) | ー | 象印独自 |
⑦自動メニュー/レシピ数 | 57/89 | 36/76 |
⑧チャイルドロック | ○ | なし |
⑨外形寸法 | 幅500x高さ347x奥行400(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:449)mm | 幅487x高さ370x奥行399(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:454)mm |
⑩庫内寸法 | 幅319x高さ215x奥行350mm | 幅378x高さ201x奥行309mm |
⑪庫内底面 | フラット | フラット |
⑫角皿 | ホーロー角皿 | セラミック製角皿 |
象印のエブリノES-GT26は、
- ボウルを底面から浮かせてレンジで調理する「うきレジ」
- レンジとグリルを連想させて調理を行う「レジグリ、グリレジ」
- さらに揚げ物の温め直しに便利な「サクレジ」
などを搭載しています。それらの便利さや出来上がりの良さで今とても話題になっています。
<うきレジのイメージ>
<おすすめの選び方は?>
パナソニックNE-MS4Aが向いている方
- 実績があるメーカーで安心
- 人気のエスニックメニューが手軽に出来る
- やみつき野菜やかんたん煮物などのワンボールメニューが使いたい
- ロック機能が必要
象印ES-GT26が向いている方
- レンジとグリルの連携が可能な調理がしたい
- 時短で本格料理がした
- うきレジでレンジ加熱のムラを少しでも少なくしたい
- 揚げ物の温め直しのベチャ付きをなくしたい
象印の象印エブリノにはES-GT26以外に、STANシリーズのES-SA26もあります。STANは子育て世代向けのシリーズです。
外観も少し違っていますが、中身は同じです。ただ、STANES-SA26には離乳食用の機能やレシピブックがあるので、現在赤ちゃんがいるご家庭の方はSTANES-SA26も検討しても良いと思います。
パナソニック E-MS4A
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[itemlink post_id=”25839″]パナソニック NE-MS4Aと象印 ES-GT26の違い
①年間消費電力量・②年間電気代
電力料金目安単価を31円/kWhとして、年間消費電力量を電気代にすると下記のようになります。
NE-MS4A | ES-GT26 | |
---|---|---|
①年間消費電力量 | 73kWh/年 (レンジ機能 59.0kWh/年 オーブン機能 14.0kWh/年 待機時0.0kWh/年) |
73.4kWh/年 (レンジ機能 58.2kWh/年 オーブン機能 15.2kWh/年 待機時0.0kWh/年) |
②年間電気代 | 2,263円/年 | 2,275円/年 |
ほとんど電気代は変わらないので、電気代の安さで選んでも意味がありません。
年間消費電力量というのは、決められた条件で消費電力を測定したものなので、客観的に異なった機種間の消費電力量の比較が出来ます。
ただし、測定する条件と、実際に私達が使う条件は異なります。実際の消費電力量はオーブンレンジの使用方法や使用頻度で異なってきます。あくまでも比較するときの目安にすぎません。
③最大レンジ出力・④オーブン温度(最高/最低)
NE-MS4A | ES-GT26 | |
---|---|---|
③最大レンジ出力 | 1000W(最大3分) | 1000W(最大3分) |
④オーブン温度 | 220~250℃(5分) 最小100℃ |
220~250℃(約5分) 最小100℃ |
レンジ出力/消費電力 | 1,420W | 1,420W |
オーブン ヒーター出力/消費電力 | 1,200W/1,220W | 1,275W/1,295W |
グリル ヒーター出力/消費電力 | 1,200W/1,220W | 1,000W/1,020W |
レンジの最大出力やオーブンの最大温度などは同じですが、レンジ・オーブン・グリルなど個々の消費電力はパナソニックと象印では違っています。
ただ、年間消費電力量はすでにお伝えした通り同じなので、あまり気にしなくても良いと思います。
⑤レジグリ
⑤レジグリ
ES-GT26は、レンジで食材を温めたあと、グリルで加熱し表面に焼き色を付けてくれます。自動でレンジとグリルが切り替わるので時短になります。グリルを先に行い、あとからレンジ加熱も可能です。こ場合はグリレジです。
このようになレンジとグリルの調理が連続して行えるのは、マイクロ波を透過するセラミック製角皿を使用しているからです。
また、レジグリとは別に揚げ物の温め直し専用の「サクレジ」という機能もあります。これも、レジグリ同様、レンジとグリルとの連携調理です。
パナソニックNE-MS4Aの角皿はスチールのホーロー引きなので、レンジ温めのときは使えません。
また、レンジ加熱のときとグリル過熱で角皿をその度に出し入れするのも手間と時間がかかります。
時短でみると象印のほうが優れていますね。
⑥うきレジ パナソニックのワンボールメニューとの違いは?
専用の耐熱ガラスのボウルセットに具材を入れます。(下記の写真は、かぼちゃのやみつき肉みそ煮 一人分、調理時間13分の場合)
耐熱ガラスボールは、直径21.2cm、容量2.4L、重さは1.1kgです。
セラミック製角皿の底面にボウルを取り付けます。このときボウルはオーブンレンジの底面から約1cm浮いています。
出来上がりです。
現在、うきレジレシピは32種類あります。下記から確認できます。
パナソニックのワンボールとの違い
パナソニックにはワンボールメニューがあります。過熱はレンジで行います。象印との違いは、直接オーブンの底にガラスボールを置いてレンジ加熱することです。
レンジ底面からガラスボールが浮いているか、底面に密着しているかの違いです。
レンジの過熱ムラの少なさから見れば、象印の方がムラが少なく優れていると思います。
象印の「うきレジ」は、この加熱ムラが少なくするための機能なので間違えないでしょう。
なお、パナソニックのワンボールも象印の「うきレジ」も、調理できるものは同じと考えて良いと思います。調理する分量は、ボールのサイズで決まってきます。
ボールのサイズ
- パナソニックは、直径25cm、2.5Lの耐熱ガラスボール(レシピ集に書かれています)
- 象印は、直径21.2cm 2.4Lの耐熱ガラスボール
ほぼ、同じ量の料理が可能ですね。
下の写真はパナソニックのワンボールメニューの例です。このような形でオーブンの底にボールを置きます。その後レンジで加熱します。
⑦自動メニュー/レシピ数
NE-MS4A | ES-GT26 | |
---|---|---|
自動メニュー可能なレシピ/全レシピ数 | 57/89 | 36/76 |
NE-MS4A
レシピは89品で、そのうち自動メニューでできるレシピは57品です。
また自動メニュー数は24種類です。
ES-GT26
レシピ数は76品、そのうち自動メニューでできるレシピは25品です。
自動メニュー数は36種類です。
⑧チャイルドロック
パナソニックのNE-MS4Aにはチャイルドロック機能がありますが、象印のES-GT26にはありません。
NE-MS4Aのロック表示
ロックすると、ダイヤルやボタンに触れても操作を一切受け付けません。こどもが誤ってボタンやダイヤルに触れても安心です。
⑨外形寸法、⑩庫内寸法、⑪庫内底面
NE-MS4A | ES-GT26 | |
---|---|---|
⑨外形寸法 | 幅500x高さ347x奥行400(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:449)mm | 幅487x高さ370x奥行399(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:454)mm |
⑩庫内寸法 | 幅319x高さ215x奥行350mm | 幅378x高さ201x奥行309mm |
⑪庫内底面 | フラット | フラット |
同じ26Lタイプですが、外形、庫内サイズともに違います。
底面はフラットですが、天井はどちらもヒーターが露出しフラットではありません。
⑫角皿
パナソニックはホーロー角皿、象印はセラミック製角皿です。
<パナソニックの角皿>
ホーロー角皿はスチールにホーロー引きしたもので、レンジ加熱のときは使えません。
なお、パナソニックの角皿は金属製なので落としても割れることはないので、取り扱いは楽です。
NE-MS4A用の角皿については、情報が見つけることが出来ませんでした。
おそらく、A060T-12Q0 3,300円(NE-MS268用の角皿)で良いとは思いますが、購入するときはメーカーに確認してください。
<象印のセラミック製角皿>
セラミック製角皿は、セラミックがマイクロ波を透過する性質を持っているので、レンジ加熱のときも使用できます。
象印のレジグリ(グリレジ)、うきレジ、サクレジなどがレンジとグリルの両方でできるのはセラミック製角皿を使っているからですね。
セラミック製角皿は丸洗い出来ますが、ホーローの角皿より重たいので少しだけ大変かもしれません。
なお、付属のボウルは食洗機で洗えるのでお手入れは楽です(食洗機があればですが)
ボウルは複数個持っていると便利かもしれません。
角皿などは象印パーツショップで購入できます。特に角皿は高いので、壊さないようにしましょう。
角皿(セラミック製)1枚 | ESE01_BA | 9,350円(税込) | 399mm×302mm 約1.8kg |
ボウル(耐熱性ガラス) 1個 | EGL01_6B | 4,950円(税込) | 径:直径212mm、容量:2.4L |
ボウルリング(シリコーンゴム製) 1個 | ERU01_BA | 2,200円(税込) | |
水受け 1個 | BG832022L_01 | 1,320円(税込) |
おすすめな選び方
パナソニックNE-MS4Aが向いている方
- 実績があるメーカーで安心
- エスニックメニューが手軽に出来る
- やみつき野菜やかんたん煮物などのメニューが使いたい
- ロック機能が必要
象印ES-GT26が向いている方
- レンジとグリルの連携が可能な調理がしたい
- 時短で本格料理がした
- レンジ加熱のムラを少しでも少なくしたい
- 揚げ物の温め直しのベチャ付きをなくしたい
象印の象印エブリノにはES-GT26以外に、STANシリーズのES-SA26もあります。STANは子育て世代向けのシリーズです。
外観も少し違っていますが、中身は同じです。ただ、STANES-SA26には離乳食用の機能やレシピブックがあるので、現在赤ちゃんがいるご家庭の方はSTANES-SA26も検討してみても良いと思います。
パナソニック E-MS4A
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