オイルヒーターはオイルを使った暖房機ですが、オイルを使わないオイルヒーター が人気です。オイルがない分軽い、オイル漏れの心配がない、オイルヒーターより速く暖まるなど、今後はオイルヒーターに取って代わるかもしれませんね。
今回はコロナのノイルヒートと英国ディンプレックスのオイルフリーヒーターの違いをお伝えします。英国ディンプレックスのイルフリーヒーターは価格が安いので検討されている方も多いのではないでしょうか?
コロナ ノイルヒートとディンプレックス オイルフリーヒーターの違い
消費電力の違い
コロナのノイルヒートは1200Wと1500Wの2タイプですが、ディンプレックス オイルフリーヒーターは1200Wタイプだけです。
コロナ ノイルヒート | ディンプレックス オイルフリーヒーター | ||
---|---|---|---|
型番 | 消費電力 | 型番 | 消費電力 |
DHS-1219 | 1200W | B02 | 1200W |
B03 | 1200W | ||
B04 | 1200W | ||
DHS-1519 | 1500W |
速暖性
オイルヒーターに比べて速暖性に優れています。下記の通りほぼ同じぐらいの速暖性です。
コロナ ノイルヒート
通電後10分程度で暖気の自然対流が始まっています。
ディンプレックス オイルフリーヒーター
ディンプレックス オイルフリーヒーターもコロナのノイルヒート同様、通電後10分ぐらいから温度があがっています。
電気代
コロナ ノイルヒートとディンプレックス オイルフリーヒーターB04には自動運転機能があるので設定した温度を自動で維持できます。電気代は現在の室温と設定温度の差や部屋の断熱性や気密性によって違ってきますので一概には出せません。
コロナ ノイルヒート
自動運転で設定温度を維持します。最大消費電力を調整できるので他の電気製品を使用しているときなどブレーカーなどが落ちそうなときは便利です。
最大消費電力を小さくすると設定温度に達するまでの時間がより多くかかります。実際に設定温度に達した後は、温度を維持するだけなので電気代は立ち上げ時に比べかなり少なくなります。しかし、部屋の断熱性や気密性がよくない場合は維持するにも多くの電気代がかかります。
電気代は最初に設定温度になるまでは1時間あたり1200W時は32.4円、1500W時は40,5円かかります。設定温度に達したのちは、設定温度を維持するだけなのであまり電気代はかかりません。ただし、部屋の断熱性や気密性が悪いと電気代が高くなることがあります。
ディンプレックス オイルフリーヒーター
B02、B03の電気代
運転は下記の3つの運転レベルがあります。温度設定はサーモスタットで行います。はじめに温度設定をすることはできません。ある程度暖まってきたらサーモスタットが切れるまで回して温度を維持させます。
弱、中、強で運転できます。サーモスタットが働くまで連続運転します。下記の電気代はサーモスタットが働くまでの1時間あたりの電気代です。
サーモスタットが働くと電気が切れます。温度が下がると温度を上げるため通電されます。温度の下がり具合は部屋の断熱性や気密性で変わってきます。断熱性や気密性のよい部屋であれば温度を維持する電気代は少なくて済みますが、悪い場合は電気代が高くなる場合もあります。
「 I 」:弱運転( 400W)10.8円/h
「 II 」:中運転( 800W)21.6円/h
「 III 」:強運転(1200W)33.4円/h
B04の電気代
暖房モードは4つあります。上の B02/B03とは違い、予め設定温度を5°C~30°Cまで設定できます。
インテリジェント暖房モード
- 最強と最弱を切り替えながら設定温度を維持します。設定温度までは最強で運転するので、その間の電気代は1時間当たり33.4円です。設定温度に達した後は、温度を維持するだけなので電気代はあまりかかりません。ただ、断熱性や気密性がよくない場合は電気代が高くなる可能性があります。
強運転モード
- 室温が低いときにヒーターは最強で設定温度を維持します。電気代は設定温度に達するまでは最強モードで運転するので1時間当たり33.4円かかります。設定温度に達した後は温度を維持するだけなのであまり電気代はかかりません。ただし、部屋の断熱性や気密性によって電気代が高くなることもあります。
弱運転モード
- 室温が比較的高いとき、ヒーターは出力を落とした状態で暖房を行い設定温度に維持します。電気代はヒーター出力を抑えて運転するので、ヒーターの出力をどの程度抑えるかは明記されていないので電気代の計算はできませんが、温度設定に達するまでは、例えば400Wであれば10.8円、800Wであれば21.6円が1時間当たりかかります。設定温度に達した後の電気代は、すでにお伝えした通り部屋の断熱性や気密性で変わってきます。
凍結防止モード
- 本体が氷結するのを防ぎます。
プログラム・タイマー運転
機種 | 内容 |
---|---|
コロナDHS-1219/DHS-1519 | 3個の24時間プリセットプログラム(時間の変更可) |
ディンプレックスB02 | 1個の24時間メカ式タイマー |
ディンプレックスB03 | 4個の独立したON・OFFタイマー |
ディンプレックスB04 | 1個のオフタイマー(最大12時間) |
コロナには3個のプログラムが設定されています。各プログラムの時間は変更できるので生活スタイルに合わせて使用することができます。
ディンプレックスB02はメカ式の24時間15分刻みでON・OFF設定ができるので非常に細かな設定ができます。
ディンプレックスB03はデジタル式の4個の独立したON・OFFタイマーがあります。4個あれば大体は事足りると思います。
ディンプレックスB04にはオフタイマーしかありません。最大12時間後まのオフができます。
おすすめは?
コロナのノイルヒートであれば1500Wの DHS-1519がおすすめです。寒いときはパワーが大きいのでより速く暖まるからです。
ディンプレックスであればB03がおすすめです。理由はB04はオンタイマーがないので使いにくいです。また、B02はメカ式のタイマーはいかにも旧式すぎるからです。
価格優先で選べばディンプレックスのB03、性能や機能を優先するとコロナのDHS-1519がおすすめです。
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