MRO-W1ZはMRO-W10Xのようにインターネット接続できるコネクテッド家電です。
2019年発売のMRO-W10Xや2020年発売のMRO-W1Yなどの後継機です。
シリーズの流れから見るとMRO-W1Yの後継機ですが、内容的にはMRO-W10Xの後継機といっても良さそうです。
MRO-W1Zに新メニューが追加された
「野菜シャキシャキメニュー」
- 「野菜を多く摂ることを心がける」という食生活の変化に対応したメニュー
- 野菜から出る水分を抑えることで、文字通りシャキシャキの食感に仕上げる機能
- シャキシャキ野菜が好みの方にはおすすめの機能
「最短1分スピードメニュー」
- 時短の要望にも対応し、1人分なら1分で調理できるメニューです。
重量センサーの搭載個数がMRO-W10Xは3個に対しMRO-W1Zでは1個になった
MRO-W10Xには重量センサーが3個搭載されていますが、MRO-W1Zでは1個になりました。
3つのセンサーがあれば食材の位置と重量がわかりますが、1つのセンサーでは全体の重量だけしかわかりません。
スペックが落ちたようにも見えますが、実際には重量センサーより赤外線センサーのほうが精度良くあたためができます。
そのため、重量センサーが1つでも赤外線センサーで満足できるあたためが可能と判断したのだと思います。
もしかしたら、あたための制御プログラムも変えているのかもしれませんね。
いずれにしても、重量センサーが1つになっても、あたため機能は今まで通りと考えて良いと思います。
MRO-W10XとMRO-W1Zの違いとしては、
- MRO-W1Zに「野菜シャキシャキメニュー」と「時最短1分スピードメニュー」が新設
- 重量センサー数は、MRO-W10Xが3個、MRO-W1Zは1個になったが、「あたため」の性能は同じと思われる。
(参考)MRO-W1ZとMRO-W1Yの違いとしては、
- 「スマホ対応」と「野菜シャキシャキメニュー」「最短1分スピードメニュー」の有無です。MRO-W1Yには、これらは実装されていません。
- 重量センサー数は、MRO-W1Yが3個、MRO-W1Zは1個になったが、「あたため」の性能は同じと思われる。
MRO-W10X MRO-W1Zの違い
MRO-W10Xにはない「野菜シャキシャキメニュー」「最短1分スピードメニュー」が追加されたのがMRO-W1Zです。
MRO-W1ZはモデルとしてはMRO-W1Yの後継機で、スマホ連携機能が追加されました。
MRO-W10X/MRO-W1Z/MRO-WY1の大きな違いは次の表のようになります。
MRO-W10X | MMRO-W1Y | MRO-W1Z | |
発売年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
スマートフォン対応 | ○ | X | ○ |
野菜シャキシャキメニュー 最短1分スピードメニュー |
X | X | ○ |
Wスキャンの重量センサー数 | 3個 | 3個 | 1個 |
参考としてMRO-W1Yも表に加えました。
スマートフォン連携とは
スマートフォンとオーブンレンジを連携することができます。スマホに「ヘルシーシェフアプリ」をインストールすることで、献立決めや本体操作がスマホから行えるようになります。
インターネットに繋がっていないMRO-W1Yでは内蔵されたメニューを基本的には増やせません。しかし、MRO-W10XやMRO-W1Zのようなコネクテッド家電ではメニューは随時追加することができます。
設定を自分で入力すれば特に大抵のものは調理できます。しかし、自動調理メニューをダウンロードすれば調理が得意でない方でも簡単に調理ができます。
更に、クックパッドで殿堂入りのレシピを作ってみたいときでも、オートで手軽に作れます。クックパッドをよく利用する方には便利な機能です。
ついでにもう一つ、味の素やカゴメ、キッコーマン、キューピーなどのメーカーとのコラボメニューも、クックパッド同様に楽しめます。
このようにスマホ連携ができると、調理の幅が大きく拡がるのも大きな魅力ですね。インターネット接続ある方はスマホ連携機能おすすめです。
スマートフォン連携のために必要なもの
- スマホ
- インターネット接続(回線契約・インターネットプロバイダ契約など)
- 無線ルーター(オーブンレンジと無線接続するのに必要)
スマートフォン連携を行うには、オーブンレンジの無線LANが常時インターネットに接続されている必要があります。
インターネットに無線ルーターでパソコンを接続し、テレワークなどをすでに行っているのであれば、問題なくスマホ連携ができます。
しかし、そうでない場合は、インターネット接続の手続きが必要です。多くの場合は月々の使用料金が発生します。
オーブンレンジのスマホ連携だけのために、インターネット接続をするのはもったいないのでやめたほうが良いでしょう。
野菜シャキシャキメニューとは?
野菜をシャキシャキの食感で調理する新メニューです。全部で8種類のメニューが選べます。
*2 オート調理のレンジ最高出力1,000Wは短時間出力機能であり、運転の途中で出力が自動的に切り替わります。オート調理の限定したメニューにのみ働きます。
詳細はこちらの商品説明を御覧ください
↓
[itemlink post_id=”18280″]最短1分スピードメニューとは?
1人分なら最短1分で調理できる新メニューです。全部で8メニューから選べます。短い時間で調理したいときは便利なメニューです。
他のメニューでは、簡単プラボウルメニューや冷凍から焼き物のメニュ数が拡充されています。
詳細はこちらの商品説明を御覧ください
↓
[itemlink post_id=”18280″]コネクト家電ならソフトもメニューも最新
MRO-W10XやMRO-W1Zはインターネットに接続できるコネクト家電なのでソフトのバージョンアップでメニューなどの拡充も随時行われます。
MRO-W10Xには野菜シャキシャキメニューや最短1分スピードメニューなどはありませんが、これからも長く使用できるオーブンレンジです。
またインターネット環境がなくて使用できるので、インターネットがないからと言って選択肢から外さなくても大丈夫です。スマホ連携機能を使わなければよいだけです。
Wスキャンの重量センサー数の違い
重量センサーと赤外線センサーのWスキャンを行うのは同じです。
しかし、MRO-W10XやMRO-W1Yの重量センサーは下図のように3個あります。
それに対して、MRO-W1Zは下図のように重量センサーは1個しかありません。
MRO-W10XやMRO-W1Yでは重量と配置がわかりますが、MRO-W1Zでは重量しかわかりません。
次に赤外線センサーですが、こちらは変更はありません。
8眼センサーが15段階にスイングし食材の表面温度を測定します。
以上のように、重量センサー数が1個のMRO-W1Z1がスペックダウンしたように見えますが、実際は1個でも問題ないと判断した結果だと思われます。
重量センサーは食材だけでなく容器の重さも測ってしまうので、容器の重さによってはあまり正しい情報が得られない可能性もあります。
そのため日立以外の多くのメーカーでは上位機種には重量センサーを使用していません。
このような背景の中、コストダウンも兼ね重量センサーを減らしたのではないかと思います。
重量センサーの数が減ったことにより「あたため」の精度落ちたということはないと思われます。
おすすめは?
MRO-W1ZとMRO-W10Xの違いは、あまりなく「野菜シャキシャキメニュー」、「短1分スピードメニュー」があるかどうか程度です。
どちらかを選ぶときは、次の様に決めれば良いと思います。
①「野菜シャキシャキメニュー」、「短1分スピードメニュー」などは、あってもなくても良いなら価格で決める
② 価格差が殆どない場合はMRO-W1Zを選ぶ
新モデルは発売直後は高額なことが多いので、今すぐ必要な場合は別ですが年末商戦などで価格が一気に下るタイミングを待つほうがお得です。
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