次亜塩素酸水対応の加湿器(噴霧器)~加熱式や気化式は使えない?

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次亜塩素酸水を噴霧するのに一般の超音波加湿器を使うと耐塩素処理がなされていなので通常より速く壊れてしまう可能性があります。

そのため耐塩素処理の超音波式加湿器が一番ですが、寿命は短くなるかもしれないけど通常の超音波加湿器も使うことができます。

それでは、加熱式加湿器や気化式加湿器はどうなんでしょう?結論から言えば気化式加湿器は使えて加熱式加湿器は使えません。

以下に、もう少し詳しくお伝えします。

次亜塩素酸水対応の加湿器・噴霧器とは?

次亜塩素酸水を空中噴霧するには耐塩素処理をした超音波式加湿器(噴霧器)が使用されます。

通常の超音波加湿器(噴霧器)は水を使用するのが前提なので耐塩素処理は施されていません。このため次亜塩素酸水を使うと腐食する可能性があります。

しかし、耐塩素処理のない普通の超音波式加湿器は価格的には安いので、壊れたら買い替えるると割り切っもよいのだと思います。

もう一つ、次亜塩素酸水対応の加湿器(噴霧器)にとって大事なことは、次亜塩素酸水を加熱しないということです。次亜塩素酸は加熱すると分解してしまうからです。そのため、次亜塩素酸水の加湿器(噴霧器)には加熱機能がありません。

整理すると、

  1. 耐塩素処理を施してあること
  2. 次亜塩素酸水を加熱しないこと

の2点が次亜塩素酸水の加湿器(噴霧器)の条件になります。次亜塩素酸水噴霧器として販売されているものはこの条件を満たしているものです。

このうち、1の耐塩素処理は機器の寿命にかかわるもの、2の加熱は次亜塩素酸水の効果の有無にかかわるものです。繰り返しになりますが、次亜塩素酸水を加熱する加湿器は使えないこということです。

寿命については、耐塩素処理をした加湿器が良いのですが、絶対に耐塩素処理が必要というわけではありません。

次亜塩素酸水対応の加湿器(噴霧器)として使える加湿器は?

ここでは次亜塩素酸水の噴霧器としてどのようなタイプの加湿器が使えるのかお伝えします。

なお、次亜塩素酸水の濃度は50ppm以下を目安にしています。

加湿器種類による使用の有無は次の通りです。

 

●:使用可

▲:自己責任で使用可

×:使用不可

 

専用超音波噴霧器は当然使えます。

次亜塩素酸水の噴霧器として使われるのは主に耐塩素処理を施した専用の超音波式噴霧器です。

一般の超音波加湿器(過熱機能がないもの)は自己責任で使用可

耐塩素処理を施されていないので寿命は短くなるかもしれませんが、自己責任で使うことは可能です。メーカーの保証は受けられない可能性が高いです。ただし、耐塩素処理を明記していない超音波式加湿器でも次亜塩素酸水対応として販売している販売者なら保証はしてくれるでしょう。

×ハイブリッド方式(超音波式と加熱式)加湿器は使用不可

加熱するため次亜塩素酸が分解され効果が出ない可能性があります。

気化式加湿器は自己責任で使用可

パナソニックのジアイーノは塩タブレットを投入することで次亜塩素水を生成するスグレモノです。生成する次亜塩素酸水の濃度は約10ppmと低い値ですが、効果はあるとされています。生成した次亜塩素酸水をフィルターに含ませ、それをファンによって気化させる気化式です。

このことから、一般の気化式加湿器でも次亜塩素酸水を気化させることは可能だと言えます。ただし、通常の気化式加湿器は耐塩素処理されていないので製品寿命が短くなる恐れがありメーカー保証も受けられない可能性が大きいです。

加湿空気清浄機(加熱なしの気化式加湿と空気清浄機の一体型)は自己責任で使用可

加湿空気清浄機の代表的なメーカーにはシャープ、ダイキン、パナソニックなどがありますす。これらの加湿空気清浄機は加熱機能がないもの、あるいは加熱を停止できるものであれば使用できます。

しかし、耐塩素処理はされていないので通常の寿命より短くなる可能性があります。使用するのは自己責任ですし、メーカー保証も受けられないと思います。

×加熱式加湿器(沸騰型)は使用不可

加熱式加湿器では象印が有名です。このタイプでは次亜塩素酸水を沸騰させるので成分が熱分解され使用できない可能性が非常に高く使えません。

以上のことから、次亜塩素酸水の噴霧器として耐塩素処理がされている次亜塩素酸水専用噴霧器か、販売者が次亜塩素酸水使用可としている超音波式加湿器などから選ぶのが良いと思います。

次亜塩素酸水対応の加湿器

次亜塩素酸水対応の加湿器を販売している大手通販情報です。次亜塩素酸水対応と書いてあっても必ずしも耐塩素処理がなされているとは限りません。

中には次亜塩素酸水の濃度を薄くすることで対応するものもあります。その場合は次亜塩素酸水の濃度を守ってください。

加熱を行うタイプは次亜塩素酸水噴霧には適さないので選ばないようにしてください。

なお、噴霧器として使う場合は卓上タイプが便利です。複数台買って除菌したい場所に置くなど使い勝手が良いと思います。また、モバイルタイプであれば車内やオフィスでも使えます。

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次亜塩素酸水は安全なのか?

ところで次亜塩素酸水の安全性はどうなんでしょう。次亜塩素酸水の製造方法には大きく分けて2種類あります。一つは電気分解を利用するもの、もう一つは次亜塩素酸ナトリウムを塩酸などで希釈するものです。

厚生労働省では、前者の電気分解で生成した次亜塩素酸水の一部は食品添加物として認めていますが、後者の希釈によって生成された次亜塩素酸水は食品添加物としてはまだ認可されていません。しかし両者は共に効果・安全性に変わりはないとされています。

内閣府の食品安全委員会の「特定農薬※評価書 電解次亜塩素酸水」には安全性についての詳しい記載があるので興味があればご覧ください。

最近では保育園や幼稚園、老人介護施設、企業のホール、会議室、食品工場など様々な場所で使用されている実績も数多くあるので安心して使用できると思います。

次亜塩素酸水のpH値と塩素濃度

下記は次亜塩素酸水のpH値と塩素濃度の規格です。(参照:厚生労働省 D 成分規格・保存基準各条634~63635P)ちらも興味があればご覧ください。

通常市販されているものは、下記でいうところの微酸性次亜塩素酸水でpH5.0~6.5ぐらいのものです。

厚生労働省では次亜塩素酸をpH値によって区分しています。

  • 強酸性次亜塩素酸水 2.7以下
  • 弱酸性次亜塩素酸水 2.7~5.0
  • 微酸性次亜塩素酸水 5.0~6.5

有効塩素の含量は次のようになっています。

  • 強酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素20~60mg/kgを含む。
  • 弱酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素10~60mg/kgを含む。
  • 微酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素10~80mg/kgを含む。

通販で入手できる次亜塩素酸水

通販で入手できる次亜塩素酸水です。濃度は商品よって何種類かあります。加湿器や噴霧器には20ppm~50ppm程度に希釈して使用するので、200ppm程度の次亜塩素酸水を購入すればよいでしょう。

下記は200ppmの次亜塩素酸水SALAMOREサラモアの商品ページに書かれていた使用例ですが参考として転載します。

初めての使用であれば、慣れるまで高濃度のものは避けた方が良いと思います。

使用例
【200ppm(原液】
・吐しゃ物の処理
・生ごみの消臭
・ペットのトイレ周りの除菌消臭

【200〜100ppm(原液〜2倍希釈)】
・キッチン回りの除菌
・エアコンの除菌・消臭
・車内の除菌・消臭
・ドアノブの除菌
・リビング・食卓の除菌

【50ppm(4倍希釈)】
次亜塩素酸水対応の超音波噴霧機に入れて空間の除菌・消臭
・花粉アレルゲン対策
・赤ちゃん用品の除菌
・ペット用品の除菌・消臭
・手指の消毒
・うがいでの口腔内の除菌
・衣類の除菌・消臭

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