シャープは加湿器にはハイブリッド式加湿器と加湿空気清浄機があります。
加湿空気清浄機は空気清浄と加湿の両方が可能です。
加湿器を探すときは加湿空気清浄機も候補に入れると、選択肢が増えます。
今回は節電が目的なので、ハイブリッド式はエコ運転時の加湿能力、加湿空気清浄機では加湿能力を一覧にして電気代を比べてみました。
シャープのハイブリッド式加湿器と加湿空気清浄機 ～加湿の電気代が安いのは？
下表は加湿能力の大きい順に加湿空気清浄と加湿器をリストしています。赤文字はヒーターがONの場合なので電気代が高くなっています。加湿器HV-R30はヒーターレスなので強でも電気代はかからず省エネです。
| 形名 | 加湿能力 mL/h |
加湿畳数 洋室/和室 |
最大消費電力 W |
電気代 円/h |
|
|---|---|---|---|---|---|
| KI-RX100 | 1,000 | 28/17 | 70 | 2.2 | |
| KI-RX75 | 900 | 25/15 | 52 | 1.6 | |
| KI-RX70 | 750 | 21/12.5 | 50 | 1.6 | |
| KI-RS50 | 600 | 17/10 | 24 | 0.7 | |
| HV-R120 | 強 | 1200 | 33/20 | 735 | 22.8 |
| エコ | 530 | 15/9 | 25 | 0.8 | |
| KC-R50 | 500 | 14/8.5 | 20 | 0.6 | |
| HV-R75 | 強 | 750 | 21/12.5 | 335 | 10.4 |
| エコ | 480 | 13.5/8.1 | 34 | 1.1 | |
| KI-RS40 | 420 | 12/7 | 33 | 1.0 | |
| HV-R55 | 強 | 550 | 15/9 | 190 | 5.9 |
| エコ | 390 | 11/6.5 | 24 | 0.7 | |
| HV-R30 | 290 | 8/5 | 9 | 0.3 | |
畳数ごとの電気代の安さで選ぶと次のようになります。水色の網掛け下機種は加湿能力は大きくなっていますが、電気代が安い機種です。実際には1円以内の違いなので、水色の機種に拘る必要はないと思います。
28/17畳
- KI-RX100 2.2円/h
25/15畳
- KI-RX75 1.6円/h
21/12.5畳
- KI-RX70 1.6円/h
17/10畳
- KI-RS50 0.6円/h
15/9畳
14/8.5畳
- KC-R50 0.6円/h
13.5/8.1畳
12/7畳
11/6.5畳
8/5畳
- HV-R30 0.3円/h
以上のように、シャープの加湿器を検討する場合は加湿空気清浄機も一緒に検討したほうが選択の幅が拡がるのでおすすめです。
ハイブリッド式加湿器のエコ運転
ハイブリッド式加湿器のエコ運転は、ヒーターを使わずに自動運転を行うため電気代が節約できます。
ただし、最大加湿量は低下します。また、エコ運転は自動運転なので、手動での強弱の切り替えはできません。
上の表のエコ運転時での加湿畳数を目安に機種選定すれば、、通常運転（エコ運転ではなく）を選ぶことでより速く加湿することもできるので加湿器本来の最大加湿能力も活かせます。
気化式加湿器はエアコンと併用するのがおすすめ
ヒーターレスの気化式加湿器は、運転すると室温が下がります。これは、水が気化（蒸発）する際に、気化熱を奪い取るからです。
冷風扇はこの気化熱を利用して冷風を出しています。
KI-RX100の加湿能力は1,000mL/h（20℃、30%時）です。気化熱はおよそ580kcal、674Whとなります。
674Wの電気ストーブを点けていれば、室温は低下しませんが、電気ストーブの電気代は21円/hとなり、加湿器の電気代2.2円/hは吹っ飛んでしまいます。
換気回数0.5回/hの家では2時間毎に最大21円の暖房費がかかるという事になります。
加湿器により室温低下を電気ストーブではなくエアコンで行えば、数分の１の暖房費で済みます。
エアコンはヒートポンプを利用しているため、消費電力の数倍の暖房能力を出せます。今のエアコンなら５倍ぐらいの能力があるので、2時間で21円のところが、1/5の約4円ぐらいになります。
エアコンを使えば2時間で4円、1時間で2円の暖房費で済むので、加湿器とあわせても、2.2+２＝4.2円/ｈとなります。
これなら、毎日18時間使用しても月に2,300円ほどで済みます。電気ストーブで暖房すれば月12,500円ほどかかるので、エアコンがいかに省エネかよくわかります。
この様に、加湿するときは気化式加湿器とエアコンを組み合わせて使うのが一番節電になりますので、是非参考にしてください。
価格比較
下記のリンクより、楽天・アマゾン・ヤフーショッピングの各サイトにジャンプできます。最新の価格や在庫などの確認ができます。
シャープの空調機器全般にいえますが、2022年モデルは「R」ですが、2021年モデルは「P」、2020年モデルは「L」で表示しています。型落ちは価格が安くお買い得です。
通販サイトにジャンプしたら、各サイトで、例えばKI-R75の型落ちKI-L75などを検索して見るのも良いかと思います。
