ここでは、KI-RX70,KI-PX70,KI-NS70の違いと、快適に使用できる部屋の大きさについてお伝えしています。
2022年モデルKI-RX70と2021年モデルKI-PX70の違いはありませんが、2020年モデルKI-NS70は機能や性能が少し違います。
KI-NS70からKI-RX70・KI-PX70になって違いがある点は次の通り。
- プラズマクラスターの種類
- 運転種類の違い(飛沫粒子モード・パワフルショット)
- 吹出口の違い
- モニターの違い
- 加湿量と水タンク容量の違い
- 適用床面積の違い
- 消費電力・電気代・風量・運転音などの違い
- サイズ・質量の違い
いろいろな違いがありますが、特にプラズマクラスターNEXT採用でより空気清浄効果を高めた点、飛沫粒子モードにより飛沫対策を強化した2点が大きな違いだと言えます。
適用床面積については本文で説明いたします。
次におすすめの選び方ですが、下記のように選んでみてはどうでしょうか。
- プラズマクラスターの効果を期待 ⇒KI-RX70とKI-PX70の安い方
- 飛沫粒子モードで飛沫粒子をできるだけ早く捕集 ⇒KI-RX70とKI-PX70の安い方
- パワフルショットで衣類やカーテンなどスポット的に清浄したい ⇒KI-NS70
- 価格最優先 ⇒KI-RX70、KI-PX70、KI-NS-70から一番安いもの
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プラズマクラスター25000からNEXTに
プラズマクラスターの発生濃度が2倍になり、よりプラズマクラスターの効果が高まることが期待できます。
KI-RX70・KI-PX70 | KI-NS70 |
---|---|
NEXT
|
プラズマクラスター25000
|
KI-NS70のほうが適用床面積が大きいですが、同じ濃度で考えれば、濃度が2倍のKI-RX70・KI-PX70の方が広い部屋をカバーできます。
<プラズマクラスターの発生濃度による区分>
プラズマクラスターの発生濃度によって3つのクラスに区分されます。
- NEXT:50000個/cm³ (KI-RX70・KI-PX70)
- プラズマクラスター25000:25000個/cm³(KI-NS70)
- プラズマクラスター7000:7000個/cm³
個数は加湿空気清浄機を壁際に置いて、部屋の中央付近(床上1.2m)で測定した1cm³当たりのプラス(+)イオン、マイナス(ー)イオン数を表しています。
繰り返しになりますが、KI-RX70・KI-PX70はプラズマクラスターNEXTなので、同じ床面積で比べればKI-NS70よりラズマクラスターの効果が高くなると期待できます。
パワフルショットは飛沫粒子モードに
KI-NS70のパワフルショットとは?
KI-NS70のパワフルショットはソファー、カーテン、カーペット、衣類などに付着した “ニオイ” や菌を消臭・除菌するための運転です。
プラズマクラスターの濃度は通常の2倍以上で放出されるので、汗やタバコ、料理などのニオイが付着した物にプラズマクラスターイオンを集中的に当てることで消臭、除菌効果が高まります。
・試験空間での実証結果であり、実使用空間での実証結果ではありません。
・ニオイの種類・強さ・対象物の素材などによって、消臭効果は異なります。吹き出す風の当たらない部分のニオイ・菌は取れません
*1<付着料理臭><付着ペット臭><付着タバコ臭><付着生乾き臭><付着汗臭><付着加齢臭><付着排せつ物臭>●試験機関:当社調べ●試験方法:前吹出口から約2mの位置に料理(焼き魚)、ペット、タバコ、部屋干し衣類の生乾き、汗、加齢臭、排せつ物のニオイ成分を染み込ませた試験片を置いて消臭効果を6段階臭気強度表示法にて評価。 ■試験結果:<付着料理臭>約2時間<付着ペット臭>約6時間<付着タバコ臭>約30分<付着生乾き臭>約3時間<付着汗臭>約6時間<付着加齢臭>約4時間<付着排せつ物臭>約6時間で気にならないレベルまで消臭。 KI-EX55(プラズマクラスター25000搭載機種)で実施。※9※10
*2<30~40代特有の体臭>●試験機関:当社調べ ●試験方法:前吹出口から約2mの位置に30~40代特有の体臭のニオイ成分を染み込ませた試験片を置いて消臭効果を2点比較法にて評価。■試験結果:約1時間後に消臭効果を確認。KI-FX55(プラズマクラスター25000搭載機種)で実施。※9※10
*3<付着菌>●試験機関:(株)食環境衛生研究所●試験方法:前吹出口から約2.5mの位置に、ある1種の菌を付着させた試験片を置いて菌除去率を測定。■試験結果:約8時間で除去率99%。※10
KI-RX70KI-PX70の飛沫粒子モード運転とは?
くしゃみなどをすると飛沫粒子が部屋の中に拡散していきます。
もし、飛沫粒子にウィルスなどが付着すると感染リスクが高くなります。
飛沫粒子モード運転を使えば効率よくこれらの飛沫粒子を捕集できるとのこと。
飛沫粒子モード運転で少しでもリスクを避けたいですね。ただ、基本は窓を開けての換気です。
以下のシミュレーションでは飛沫粒子モード運転の気流は従来の気流の約2倍の浮遊飛沫粒子を捕集できたそうです。
感染リスクがなくなるという訳ではないので、そこは注意が必要です。
次の動画は上が飛沫粒子気流、下が従来気流です。(シャープの商品ページより)
従来気流ではまだ大きな飛沫粒子の塊があるのに対し、飛沫粒子気流では、飛沫粒子の塊はなくなっている様子がわかります。
ダイニングルームやリビングルームなど人が集まる場所では飛沫粒子が多くなるため、そのような場所で使用すると効果的だと思います。
捕集した飛沫粒子のシミューレーション結果は次のとおりです。飛沫粒子気流では約2倍捕集しています。
吹出口の違い
KI-RX70・KI-PX70 | KI-NS70 |
---|---|
風向きボタン切替
おまかせ運転
|
(前)手動ルーバー
(後)吹出し口(固定)
|
KI-RX70・KI-PX70の吹出口
3方向制御ルーバー。手動でルーバーは動かせません。
KI-NS70の吹出口
可動前ルーバと吹き出し口。前ルーバーは手で角度調整できます。
モニターの違い
KI-RX70・KI-PX70 | KI-NX70 |
---|---|
|
|
以前あった微小粒子モニター・ハウスダストモニター・ニオイモニターが復活し、空気の状態がわかりやすくなりました。
加湿量と水タンク容量の違い
KI-RX70・KI-PX70 | KI-NS70 | ||
---|---|---|---|
加湿量 | タンク容量 | 加湿量 | タンク容量 |
強:750mL/h
中:600mL/h 静音:210mL/h |
約3.2L | 強:700mL/h
中:550mL/h 静音:250mL/h |
約3.6L |
加湿量の違いは無視できるほど小さいですが、タンク容量は0.4L違います。静音運転でなら給水まで1時間以上の差が出ます。
なお、KI-RX70から使い捨て加湿プレフィルターが付属するようになっています。
付属枚数は、KI-RX70:2枚、KI-PX70:0枚、KI-NS70:0枚です。
KI-PX70、KI-NS70には使い捨て加湿プレフィルターが付属していませんが、別途購入し取り付けしたほうがお手入れが簡単になります。
本体購入時に使い捨て加湿プレフィルターも購入することをおすすめします。
快適に使えるのは何畳まで?
適用床面積 | KI-RX70/KI-PX70 | KI-NS70 |
---|---|---|
シャープのおすすめ畳数 | 16畳 | 19畳 |
(参考)当ブログのおすすめ畳数 |
|
|
プラズマクラスター | 16畳(NEXTとして適用できる大きさ)
ごく大雑把には、25000相当に換算すれば2倍の32畳ぐらいになるはずです。 |
19畳(プラズマクラスター25000として適用できる大きさ) |
空気清浄 | 31畳
最大風量7.0(m³/分) |
31畳
最大風量7.0(m³/分) |
加湿空気清浄 | 29畳
最大風量6.3(m³/分) |
24畳
最大風量5.5(m³/分) |
加湿 |
最大加湿750mL/h |
最大加湿700mL/h |
シャープのおすすめ畳数はプラズマクラスターの適用面積で決めているようです。
一見するとKI-RX70/KI-PX70のほうが適用面積が小さく見えますが、実際にはプラズマクラスター濃度が倍違います。
プラズマクラスター25000相当に換算して比べると大雑把には2倍の32畳ほどになると思われます。
<参考:当ブログの適用床面積の根拠>
実際に適用する部屋の大きさを検討するときは、空気清浄時間、プラズマクラスター、加湿などを考慮するかどうかで決めると良いと思います。
<空気清浄時間>
適用床面積の31畳を清浄する時間は30分です。15分ほどで済ませたいなら部屋の大きさも半分ほどの16畳になります。
<加湿空気清浄時間>
適用床面積はKI-RX70/KI-PX70は29畳、KI-NS70は24畳です。これらの清浄時間は30分です。例えば、これも15分ぐらいで済ませたいなら部屋の大きさは半分の14畳あるいは12畳となります。
<加湿の適用床面積>
加湿の適用床面積は、プレハブ洋室の場合、KI-RX70/KI-PX70は21畳、KI-NS70は19畳です。これらは加湿空気清浄時間を15分とした部屋の大きさ(14畳あるいは12畳)に比べ余裕があります。
木造和室の場合、KI-RX70/KI-PX70は12.5畳、KI-NS70は12畳ですが、余裕を見てどちらも10畳以下で使いたいですね。
加湿があるかどうかで適用床面積は大きく違ってきます。シャープおすすめ床面積で決めてしまうと加湿が不足する可能性が大きくなりますね。
適用床面積は、空気清浄だけで良いのか?加湿も必要か?などを考慮しすると、上記の表中の黄色の網掛けになります。
何れにせよ余裕を持った部屋の大きさにすることが大事です。
電気代・風量・運転音などの違い
電気代・風量・運転音の比較表
KI-RX70・KI-PX70 | KI-NS70 | ||||
---|---|---|---|---|---|
空気清浄 | 加湿空気清浄 | 空気清浄 | 加湿空気清浄 | ||
電気代 | 強 | 約1.9円 | 約1.4円 | 約1.8円 | 約0.95円 |
中 | 約0.86円 | 約0.92円 | 約0.59円 | 約0.65円 | |
静音 | 約0.18円 | 約0.19円 | 約0.12円 | 約0.14円 | |
風量 | 強 | 7.0m³/分 | 6.3m³/分 | 7.0m³/分 | 5.5m³/分 |
中 | 4.7m³/分 | 4.7m³/分 | 4.0m³/分 | 4.0m³/分 | |
静音 | 1.5m³/分 | 1.5m³/分 | 1.5m³/分 | 1.5m³/分 | |
運転音 | 強 | 51dB | 48dB | 52dB | 48dB |
中 | 45dB | 45dB | 43dB | 43dB | |
静音 | 20dB | 21dB | 18dB | 19dB |
これらを比較すると、
・電気代や運転音はあまり変わらない
・最大風量は7.0m³/分で同じだが、加湿時の風量はKI-RX75・KI-PX75が大きい
このように、電気代・風量・運転音などに違いはあるが、あまり大きな差はありません。
サイズ・質量の違い
左がKI-RX70・KI-PX70、右がKI-NS70です。
ボディーカラーはブラウンとホワイトがのどちらも用意されています。
KI-RX70・KI-PX70のほうがコンパクトになり、設置場所が少し小さくすみます。
奥行きが74mm小さくなったのは大きいです。また、高さも36mm小さくなり圧迫感が多少減ったように感じます。
価格
今回のKI-RX70とKI-PX70では、中身は同じなので価格が安い方を選ぶと良いでしょう。
また、KI-NS70は、2年型落ちということもあり、一番お買い得です。
下のリンクは楽天、アマゾン、ヤフーショッピングの価格が安いショップ順に並んだ各通販ページです。
同じ商品でもショップにより価格が違うこともあるので、よくチェックして購入しましょう。
また、送料が無料のショップを選ぶのもお忘れないようにしましょう。
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おすすめの選び方
冒頭でも、お伝えしましたが、機能によるおすすめの選び方は次のようになると思います。
- プラズマクラスターの効果を期待 ⇒KI-RX70とKI-PX70で安い方
- 飛沫粒子モードで飛沫粒子をできるだけ早く捕集 ⇒KI-RX70とKI-PX70で安い方
- 衣類やカーテンなどスポット的に清浄したい ⇒KI-NS70
- 価格最優先 ⇒KI-RX70、KI-PX70、KI-NS70から一番安いもの
実際に使用する最大の部屋の大きさを次のように決めれば、プラズマクラスター、加湿も含めて快適な空気清浄ができることもお伝えしました。
適用床面積 | KI-RX70/KI-PX70 | KI-NS70 |
---|---|---|
シャープのおすすめ畳数 | 16畳 | 19畳 |
(参考)当ブログのおすすめ畳数 |
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上記より大きな部屋では、ワンランク上の空気清浄機を選ぶと良いでしょう。