ヘルツフリーの電子レンジなら日本全国どこでも使えて便利です。
22Lタイプ以上のヘルツフリー電子レンジなら周波数が変わっても最大レンジ出力や消費電力も変わりません。
しかし、多くの17Lタイプなど小容量のヘルツフリー電子レンジは、周波数が変わると最大レンジ出力や消費電力も変わってしまいます。
特に60Hz地域から50Hz地域に引っ越した場合、最大レンジ出力が小さくなり不便になります。
購入するなら、最大レンジ出力が変化しない機種を選びたいですね。
今回は17Lタイプのヘルツフリー電子レンジの中で、周波数が変わっても性能が変わらない日立のHMR-FT183と東芝のER-WS17をご紹介します。
<日立と東芝のおすすめな選び方>
- 温めがメインであれば東芝
- 解凍がメインであれば日立
- 温めも解凍もどちらもであれば、日立でも東芝でも
- 設置場所左右のスペースに制約があるなら、縦開きの東芝
日立HMR-FT183、東芝ER-WS17がおすすめな理由
すでに冒頭でお伝えしましたが、17Lタイプのヘルツフリー電子レンジは、ほとんどが50Hzと60Hzの時では最大レンジ出力や消費電力も変わってしまいます。
つまり、周波数地域の違う場所に引っ越しすると性能の違う電子レンジになってしまうということです。
22Lタイプ以上になれば、ほとんどこのようなことはないのですが、17Lタイプや18Lタイプなど小容量の電子レンジでは気を付けないと失敗します。
今回、取り上げた日立HMR-FT183、東芝ER-WS17は、周波数が変わっても最大レンジ出力や消費電力は変わりません。
以下の表は、すべてではありませんが17Lタイプヘルツフリー電子レンジの最大レンジ出力と消費電力を周波数別にしたものです。
日立HMR-FT183、東芝ER-WS17を除き、周波数が変わると最大レンジ出力や消費電力が変わっているのが確認できます。
17L ヘルツフリー電子レンジ
メーカー・型番 | 周波数 | 最大レンジ出力 | 定格消費電力 |
---|---|---|---|
日立HMR-FT183 | 50/60Hz | 800W | 1350W |
東芝ER-WS17 | 50/60Hz | 900W | 1350W |
東芝ER-WM17 | 50Hz | 520W | 950W |
60Hz | 650W | 1300W | |
シャープRE-T171 | 50Hz | 550W | 870W |
60Hz | 700W | 1220W | |
シャープRE-TS171 | 50Hz | 550W | 890W |
60Hz | 700W | 1200W | |
アイリスIMB-RT17 | 50Hz | 500W | 950W |
60Hz | 650W | 1300W | |
アイリスIMGY-T171 | 50Hz | 500W | 850 |
60Hz | 600W | 1150 | |
コンフィー CFM-BX181 | 50Hz | 500W | 950W |
60Hz | 650W | 1300W | |
山善YRU-CR170 | 50Hz | 500W | 850W |
60Hz | 600W | 1100W | |
山善YRM-HF171 | 50Hz | 500W | 950W |
60Hz | 650W | 1300W |
周波数地域が変わっても、同じ性能のまま使用したいなら、日立HMR-FT183や東芝ER-WS17を選べば大丈夫です。
日立HMR-FT183と東芝ER-WS17の違いは?
消費電力・レンジ出力
日立HMR-FT183 | 東芝ER-WS17 | |
消費電力 | 1350W | 1350W |
レンジ出力 | 800W(最大1分30秒)、600W、500W、200W相当、100W相当 | 900W(最大1分30秒)、600W、500W、200W相当 |
最大レンジ出力は東芝の方が大きいので速く温めることができます。日立も800Wあるのでさほど大きい差ではありません。
解凍は日立の方は100W相当のレンジ出力がありきめ細かな解凍ができます。東芝は200W相当までですが解凍するのになんら問題はありません。
ドアの開く向き
日立は横開き、東芝は縦開きです。
狭い空間での使用は縦開きの東芝が有利です。
<日立HMR-FT183のサイズとドアの開く方向>
<東芝ER-WS17のサイズとドアの開く方向>
庫内有効寸法
ほぼ同じ大きさです。東芝は庫内有効寸法と間口寸法が違っています。加熱できる範囲は日立の方がわずかに大きいということになります。どちらも25cmぐらいのピザなら余裕で入りますね。
<日立HMR-FT183>
幅295×奥行324×高さ181mm(間口寸法は29.5cm)
<東芝ER-WS17>
幅273×奥行315×高さ181mm(間口寸法は29.3cm)
詳細な仕様や機能は下記から実際にご確認ください
[itemlink post_id=”23820″] [itemlink post_id=”23821″]おすすめは?
ほぼ同じ性能なので、価格で決めるのがよさそうです。
おすすめの選び方をあえて言うなら次のようになります。
- 温めがメインであれば東芝
- 解凍がメインであれば日立
- 温めも解凍もどちらもであれば、日立でも東芝でも
- 設置場所左右のスペースに制約があるなら、縦開きの東芝