ここではビストロ NT-D700とバルミューダ The Toasterの違いと、おすすめな選び方をお伝えします。
ビストロ NT-D700とバルミューダ The Toasterには違いはいろいろありますが、中でも次の3つに注目したいです。
- トーストの焼き方の違い
- 自動メニューとモードの違い
- 庫内サイズの違い
1ではNT-D700は遠近トリプルヒーター、バルミューダのThe Toasterはスチーム機能を装備しています。焼き上がりはどちらの方式でも優劣付けがたいです。ただ、バルミューダでは毎回小さなカップで水を入れるのが面倒かもしれません。
2は使いやすさですが、バルミューダーには自動メニューはありません。それに近いものとしてモードがあります。あとで説明しますが実質的には同じようなものです。
3の庫内サイズは、高さはNT-D700が9.5cmです。バルミューダの方は17.8cmがありますが、高さ制限がは5.5cmなので実質的にはあまり変わりません。
奥行きはパナソニックの方が4cmほど長いのでピザなどはワンサイズ上のものが焼けます。
おすすめの選び方は次のような感じになります。
おすすめの選び方
- オーブン調理がしたい ⇒ NT-D700,The Toaster(どちらでも)
- 面倒な水入れはしたくない ⇒ NT-D700
- トーストは速く焼ける方がいい ⇒ NT-D700
- 冷凍パンをメインにあたためたい ⇒ NT-D700
- 詳細な温度制御がトースト以外にもほしい ⇒ The Toaster
- 23cmのピザを丸ごと焼きたい ⇒ NT-D700
トーストの焼き方の違い
外がカリッとして中がふわふわなのが美味しいいトーストといわれています。そのためにはパンの水分蒸発を少なくすることが大事です。
通常のオーブントーストでは外から内部へと熱が伝わりトーストされますが、時間がかかると水分がどんどん蒸発してしまいます。
NT-D700は遠赤トリプルヒーターで
NT-D700は遠赤外線ヒーターは外側を、近赤外線ヒーターは内側を同時に焼くため水分の蒸発が抑えられます。このようにして焼きあがったパンは外はカリカリ中はふわふわとなります。
遠赤外線ヒーターが表面をこんがりサクッと焼き上げ、パナソニック独自の近赤外線ヒーターが食材の中へ浸透し、中まであつあつに。
「インテリジェント制御」はトーストをよりおいしく焼き上げる特別な機能です。
NT–D700はトーストの焼き上げにこだわった設計になっているといえます。
バルミューダ The Toasterはスチームテクノロジーで
一方のバルミューダ The Toasterはボイラーで発生したスチームとヒーターを使いパンの表面を素早く焼き、パン内部の水分を閉じ込めます。
その後、じっくりとヒーターで焼き上げ、外はカリカリ、中はふわふわのトーストが出来ます。
温度制御はトーストモードだけではなくクロワッサンやフランスパンなど全モード(クラシックは除く)に対応。
60℃、160℃、220℃の点でヒーター調整、スチーム量調整を行い、最適な焼き上げを実現しています。
NT-D700のインテリジェント制御はトースト限定ですが、バルミューダではクラシックモード以外ではすべて温度制御される点が違います。
さらにバルミューダThe Toasteは下図のような温度制御をモードごとに行うことで、より良い焼き上がりを実現しています。おいしさの秘密はスチームテクノロジーと、この温度制御にあるといえますね。
自動メニューとモードの違いは?
NT-D700には15の自動メニューがあります。バルミューダThe Toasterにはモードが5つあります。
パナソニックの自動メニューでは、下表の1~4は焼き色調整、5~15は焼き加減調整を5段階で決めます。
バルミューダのモード1~4はタイマーで調理時間をセットが必要です。
結局のところ、「焼き色・焼き加減」を入力するのか」焼い時間」を入力するかの違いしかなく、手間としてはNT-D70もThe toasterも同じだといえます。
ただ、パナソニックの14,15(焼き芋)はタイマーの25分を超えて長時間の調理ができるので、何回も続けて運転しなくてすむメリットもあります。
バルミューダではタイマーが15分が最長なので、4~5回続けて運転しないと焼きイモなどの長時間の調理ができません。
焼き芋をしょっちゅう焼くならNT-D700がおすすめです。
NT-D700 | The Toaster |
自動メニュー:15 | モード:5 |
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|
庫内サイズの違いと食材の高さは?
NT-D700 | The Toaster |
---|---|
26.0×25.0×9.5cm
(外寸34.1×32.8×26.9cm) |
27.4×20.4x17.8cm
(外寸32.1 x 35.7 x 20.9 cm) |
厚切りトーストメニュー:3cmまで
フランスパンメニュー:6cmまで 他の食材も6cmまでにしておくのが無難です。 |
すべて5.5cmまで |
奥行きはNT-D700の方が大きく、庫内の高さはThe Toasterの方が倍近く大きいですが、食材の厚さは5.5cm以下となっているので、実質的には大きな差はありません。
無理やり背の高い食材を投入すると,ヒータに近づきすぎて発火する危険性があります。
手動メニュー・クラシックモード
NT-D700は手動メニューがあります。一方のThe Toasterにはクラシックモードがあります。これらのメニューやモードを使用すればどちらも手動でオーブン調理ができます。
NT-D700 | The Toaster |
---|---|
温度調節
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温度調節
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タイマー
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タイマー
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まとめ
NT-D700は遠赤トリプルヒーター、The Toasterはスチームを使うことでおいしい焼き上がりが期待できます。
パン焼き、リベーク、オーブン調理などに対する評判やレビューを見てもほぼ互角です。
ただ、NT-D700は冷凍食パンのリベークを得意としているので、冷凍食パンをよく利用する方にはおすすめです。
出来上がりについては大差がないので、あとは好みで選ぶのがおすすめです。どちらを選んでも失敗したということはないでしょう。
ではNT-700Dはトースター部門で1位です。2位はバルミューダでした。
この賞は家電量販店7社 約300名によるアンケートで選出されたものです。お客様の評判や製品の内情もよく知っているプロの方が選んでいるので、かなり公平な目で選ばれたものだと思います。
家電雑誌が独自にいろいろテストして「いい悪い」などといっているのは、かなりメーカーに忖度しているようですが、推し家電大賞は事実に近く参考になると思います。
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