日立 冷蔵庫 R-HX54R,R-HW54R,R-H54Rの違い~野菜室や冷凍室は?

日立 冷蔵庫 R-HX54R,R-HW54R,R-H54Rの違い~野菜室や冷凍室は?

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日立の540Lクラスの大型冷蔵庫 R-HX54R,R-HW54R,R-H54Rの野菜室や冷凍室の違いをお伝えします。

日立 冷蔵庫 R-HX54R,R-HW54R,R-H54Rの違い~野菜室や冷凍室は?

野菜室の違い

野菜室はR-HX54RとR-HW54Rは109L(食品収納スペースは69L)、R-H54Rでは108L(食品収納スペースは69L)です。

違いは野菜を保存する方法です。R-HX54RとR-HW54Rの「新鮮野菜スリープ野菜室」は、エチレンガス分解機能やうるおいユニットなどが装備され、R-H54Rの「うるおい野菜室」に比べてより新鮮を保てるようになっています。

R-HX54R,R-HW54R R-H54R
野菜室容積 109L 108L
野菜の収納スペース目安 69L 69L
野菜室の保存方法 新鮮野菜スリープ野菜室(新鮮スリープ保存下段スペース) うるおい野菜室(下段スペース)

新鮮野菜スリープ野菜室とうるおい野菜室の違い

どちらの仕組みも野菜を新鮮に保つための技術ですが、新鮮野菜スリープ野菜室のほうが、より新鮮なまま野菜の保存が可能です。

大きな違いはエチレンガスを分解するプラチナ触媒搭載とうるおいユニットで野菜の水分を維持する点です。

R-HX54R,R-HW54R 新鮮野菜スリープ野菜室 

R-HX54RとR-HW54Rの野菜室には、R-H54Rにはない次の2つの機能が追加されています。

① プラチナ触媒

野菜から発生するエチレンガスを二酸化炭素と水に分解する触媒です。エチレンガスは野菜や果物の熟成を早めるため保存できる期間が短くなります。

このエチレンガスを分解、さらに分解して発生する二酸化炭素により野菜の呼吸を抑えることで、より長期間野菜を保存することができます。

この技術は日立と北海道大学で共同開発されたものです。2020年には「青果物鮮度保持用プラチナ触媒の開発」で第45回「井上春成賞」を受賞しています。概要はこちら

② うるおいユニット

適度な水分を維持して野菜を保存します。

R-H54R うるおい野菜室

R-H54Rの「うるおい野菜室」では冷気を直接あてないように間接的に冷却し、乾燥を抑えます。

冷凍室の違い

R-HX54RとR-HW54Rの冷凍室は「デリシャス冷凍(下段1段目)」、R-H54Rは「急冷凍(下段1段目)」です。

以下に違いを説明します。

 デリシャス冷凍(R-HX54R/R-HW54R)と急冷凍(R-H54R)の違い

「デリシャス冷凍」も「急冷凍」も食品の細胞破壊を防ぐため急速に冷却する方法です。食品の冷却はマイナス1°C~マイナス5℃(最大氷結晶生成帯という)の範囲をできるだけ速く通過することで細胞破壊を少なく抑えることができます。

「デリシャス冷凍」も「急冷凍」も速い冷却速度で最大氷結晶生成帯を通過させる冷凍技術です。

下の2つの図は上が「デリシャス冷凍」、下が「急冷凍」の冷却速度イメージです。これを見る限り「デリシャス冷凍」も「急冷凍」も冷却能力は同じものであることがわかります。

違うのは、この急速な冷却モード(デリシャス冷凍、急冷凍)に自動で入るのか、手動で入るのかだけです。

・自動で入るのが「デリシャス冷凍」

・手動で入るのが「急冷凍」

これだけの違いですが、冷蔵庫の設定をいちいち変えなくても自動で入れる「デリシャス冷凍」のほうが便利なのは言うまでもありません。

どれだけの時間で最大氷結晶態を抜けられるかは、食材の種類などで一概に決まりません。

少なくとも上図から通常冷凍に比べ数分の1になっていることがわかります。ちなみに冷凍業界では30分以内に通過させるのが良いとされているようです。

R-HX60RとR-H54Rのデリシャス冷凍の最大氷結晶生成帯通過時間のデータがありました。上図とは違い、ずいぶん時間がかかっています。

また、このデータを見る限りR-H54RのほうがR-HX60Rより短時間で氷結晶生成帯を通過しています。残念ながらR-HX54RとR-HW54Rのデータはないのではっきりとはわかりませんが、R-H54Rに近いのではないかと思われます。

R-HX60R

「 室温約20℃、牛肉150g3枚を冷凍した場合。最大氷結晶生成帯(-1℃から-5℃)を通過する時間:R-HX60R デリシャス冷凍約72分、R-HX60R 冷凍室下段(2段目)通常冷凍約160分。」

R-H54R

「室温約20℃、牛肉150g3枚を冷凍した場合。最大氷結晶生成帯(-1℃から-5℃)を通過する時間: R-H54R 急冷凍約46分、 R-H54R 冷凍室下段(2段目)通常冷凍約123分。」

下図はR-H54Rの急冷凍と通常冷凍の牛肉のドリップを比較したものです。明らかに急冷凍したほうがドリップ流出量が少ないです。

デリシャス冷凍のドリップ流出量の比較写真もありましたが、同様なので省略します。

牛肉解凍時ドリップ(10日間保存後)

繰り返しになりますが「デリシャス冷凍」と「急冷凍」は、急速な冷凍モードに入るのが自動か手動かの違いのようです。

名前が違うので別物の様に思われますが、自動で使いやすいのが「デリシャス冷凍」、ちょっと面倒なのが「急冷凍」ということでよいのだと思います。

価格の違いなどがあるので仕方のないことですね。

容量の違い

定格内容量はR-HX54RとR-HW54Rは540L、R-H54Rは537Lです。

また、食品収納スペース目安( )内はR-HX54RとR-HW54Rは370L、R-H54Rは369Lです。

R-H54Rは僅かに少なくなっていますが、実質的にはR-HX54R,R-HW54Rとほぼ同じです。

設置するスペースもR-H54Rga2mmほど奥行きは大きくなりますが、ほぼ同じと考えて差し支えありません。

R-HX54R/R-HW54Rの内容積

R-H54Rの内容積

さいごに

野菜を少しでも長く保存したいのであればR-HX54RかR-HW54Rがおすすめです。

また、冷凍室では「デリシャス冷凍」か「急冷凍」の違いがありますが、すでにお伝えしたとおり、急速な冷却モードに入るのが自動なのが「デリシャス冷凍」、手動が「急冷凍」という点が違っています。

R-HX54RとR-HW54R、R-H54Rに決定的な違いはないので、価格と機能で検討されれば良いと思います。

ただ、省エネにこだわるのであればR-HX54Rが良いと思います。電気代なども僅かですが低く抑えることができますし、CO2削減にもほんの気持ち程度ですが貢献できますね。

年間消費電力量と電気代(電気料金を27円/kWhとして計算)

型番 年間消費電力量50/60Hz (JIS C 9801-3:2015)
R-HX54R 254kWh/年(6858円)
R-HW54R 292kWh/年(7884円)
R-H54R 294kWh/年(7938円)
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