パナソニックの加湿器 FE-KXU07とFE-KXU05は加湿能力が違うだけで、他の機能や性能、サイズ、質量などに違いは違いはありません。
FE-KXU07はプレハブ19畳モデル、FE-KXU05はプレハブ14畳モデルなので、カタログ通りに選ぶと次のようになります。
- ~14畳 FE-KXU05
- 14~19畳 FE-KXU07
しかし、14畳前後の部屋ではどちらにしようかちょっと迷いませんか?
悩まれている方には、両者の価格的もさほど大きくないし、電気代もほぼ同じなので、ここではFE-KXU07をおすすめします。
ただ、部屋が6,7畳より小さく、その部屋以外では使用しないならFE-KXU05でも大丈夫です。
本文で理由なども詳しく説明しますので、お時間があればご覧ください。
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[itemlink post_id=”20152″] [itemlink post_id=”20151″]FE-KXU07がおすすめな理由
冒頭でお伝えした通りFE-KXU07(19畳モデル)とFE-KXU05(14畳モデル)の違いは最大加湿能力の違い、言い換えれば適用床面積の違いになります。
そこでFE-KXU05の適用床面積14畳前後の部屋ではどちらにしたらよいのか迷われる方が多いのではないでしょうか?
もし、14畳前後の部屋でどちらにしようか迷ったら、以下の理由でFE-KXU07をおすすめします。
① FE-KXU07の方が、加湿能力が大きいので湿度を速く上げられる
FE-KXU07の最大加湿能力は700mL/h、FE-KXU05の最大加湿能力は500mL/hです。
FE-KXU07はFE-KXU05の1.4倍の加湿量があるので、1.4倍の速さで部屋の湿度を上げることができます。喉や肌が乾燥に弱い方には、特におすすめです。
② 電気代はほとんど変わらない
運転モードによる1時間あたりの電気代の比較(電力料金の目安単価は31円で計算)は次の通りです。
※パナソニックの加湿器はヒーターを使わないため、電気代をがすごく安上がりなのが特徴です。
運転モード | FE-KXU07 | FE-KXU05 |
お急ぎ | 0.59円(19W) | 0.35円(11W) |
強 | 0.44円(14W) | 0.25円(8W) |
中 | 0.25円(8W) | 0.21円(6.5W) |
弱 | 0.17円(5.5W) | 0.17円(5.5W) |
静か | 0.13円(4W) | 0.13円(4W) |
加湿機の運転モードには2種類あります。それぞれのモードでの電気代を比較してみます。
<自動運転モード>
自動運転モードでは湿度を一定に、あるいはある一定の範囲に維持する運転です。
湿度が低い部屋で、加湿器を運転したときは、最初に「強」で運転をして湿度をあげます。
FE-KXU07の「強」は14W、FE-KXU05の「強」は8Wです。
これに湿度が上がるまでの時間が同じであれば、6W掛ける時間だけFE-KXU07の方が電気代が高くなります。
しかし、実際にはFE-KXU07はFE-KXU05の70%の時間で済むため、電気代の差は余り違わなくなります。
例えば「強」運転時間をFE-KXU05が30分とすると、FE-KXU07は70%の21分となります。
この条件で、電気代を求めると次のようになります。
FE-KXU05で30分:8W÷1000x31円x0.5h=0.124円
FE-KXU07で21分:14W÷1000×31円x0.35h=0.152円
仮に「強」で30分・21分運転した場合でも、電気代はほとんど無視できるほど小さいことがわかります。
一度湿度が決められた値にまで上がれば、あとは湿度を維持するだけなので「中」や「弱」で運転されることが多くなると思います。
これらについても計算は省きますが、電気代の差としてはほとんど無視して良いと思います。
つまり、自動運転では、電気代は殆ど変わらないと考えて差し支えないと思います。
<連続運転モード>
次に、連続運転の電気代について説明します。
連続運転では、部屋の湿度に関係なく加湿します。
そのため電気代は、上の表に加湿時間をかけたものになります。
例えば1時間「強」で運転したら、
FE-KXU07:0.44円(14W)
FE-KXU05:0.25円(8W)
となるので、1時間で0.19円ほどの差になります。
24時間30日では137円の差になります。実際に「強」で24時間つけっぱなしという状況は普通ではないので、あくまでも仮定の話です。
「弱」と「静か」は、全く同じなので電気代の差はありませんね。
この様に見ていくと連続運転でも、電気代の違いは小さいことがわかります。
そもそも、パナソニックの加湿機 FE-KXU07やFE-KXU05の消費電力が非常に小さいので、電気代の差を求めても小さくなるのは当然ではあります。
③ 本体サイズや質量は全く同じ
FE-KXU07、FE-KXU05のサイズや質量は全く同じです。
設置場所によって、どちらかにしなくてはならないという制約はありません。
④ 価格差は小さい
FE-KXU07とFE-KXU05のか格差は2022年11月時点では、あまり大きくありません。
価格差が許容される範囲であれば、FE-KXU07を選ぶことをおすすめします。
各通販の価格は下記のリンクから確認できます。
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[itemlink post_id=”20152″] [itemlink post_id=”20151″]⑤ 運転音も「弱」「静か」では同じ
運転モードにより運転音比較(dB)、カッコ内は消費電力(W)
運転モード | FE-KXU07 | FE-KXU05 |
お急ぎ | 44dB(19W) | 36dB(11W) |
強 | 39dB(14W) | 31dB(8W) |
中 | 31dB(8W) | 26dB(6.5W) |
弱 | 22dB(5.5W) | 22dB(5.5W) |
静か | 15dB(4W) | 15dB(4W) |
消費電力が同じ「弱」と「静か」では運転音は同じです。40dB以下であれば、多くの方は静かだと感じるレベルです。
FE-KXU07のお急ぎモードは44dBですが、それ以外は40dB以下なので、運転音は静かだと言って良いでしょう。
部屋の面積が14畳より十分小さい時は?
部屋の面積が8畳以下のように14畳に対して十分小さい時はFE-KXU05で問題なしです。
しかし、加湿機を別な大きな部屋で将来使う可能性がある時は、価格的に問題がなければFE-KXU07にしておく方が良いかもしれません。
まとめ
FE-KXU07とFE-KXU05の違いと、14畳前後の部屋ではどちらにするのがおすすめかをお伝えしました。
また、14畳に対して十分小さな部屋でしか使わないならFE-KXU05で十分だということもお伝えしました。
●違いは加湿量だけ
●14畳前後の部屋なら、 FE-KXU05よりFE-KXU07がおすすめ
おすすめの理由は次の5点をお伝えしました。
① FE-KXU07の方が、加湿能力が大きいので湿度を速く上げられる
② 電気代はほとんど変わらない
③ 本体サイズや質量は全く同じ
④ 価格差は小さい
⑤ 運転音も「弱」「静か」では同じ
以上、 お役に立てば幸いです。