加湿機能を搭載した加湿空気清浄機が人気です。ここでは加湿機能のメリットとデメリットをお伝えしています。加湿機能で悩んだ時にお役に立てれば幸いです。
加湿空気清浄機が人気~加湿機能のメリットとデメリットは?
加湿機能のメリットは?
① 皮膚や粘膜の乾燥を防ぐ
体温により皮膚近くにある空気は温まるとともに湿度が下がり皮膚が乾燥します。口や鼻の粘膜も同様に乾いた空気を吸い続けると乾燥します。
これを防ぐには部屋の水蒸気量を増やし湿度を上げる必要があります。皮膚近くの湿度が上がれば乾燥しにくくなります。
② インフルエンザウィルス
東京都健康安全センターのHPには次のような記載があるので参考にしてみてください。
冬期は外気の温度が下がり、湿度も低くなります。その影響を受けて室内は乾燥状態になります。湿度が低いとインフルエンザウイルスの生存率を高める(図1)とともに、鼻・喉・気管などにある粘膜の繊毛の働きを弱め、ウイルスによる感染が起こり易くなります。また、室内が乾燥すると静電気も生じ易くなり、ビルの利用者や使用者からの苦情の原因になることもあります。
出典:
加湿空気清浄機で湿度を上げることが大事ですね。
③ 静電気
空気が乾燥すると静電気で痛い思いをしたことがありませんか?これも湿度が影響しているそうです。
皮膚表面が乾くということは水分が少なくなることです。ご存知の通り水は電気を通します。
静電気がたまってきても水分で肌が潤っていれば静電気はたまりにくくなります。
夏の湿気が多いいときは静電気で悩まされることはあまりないことからも、乾燥したときは加湿することで静電気をある程度防ぐことができるわけです。
加湿機能のデメリットは?
加湿機能のデメリットもあります。
① 加湿部のお手入れが必要
加湿機能部のお手入れを定期的に行って清潔にする必要があります。
加湿方式には加熱式や気化式、それらを組み合わせたハイブリッドタイプなどがあります。
加湿フィルターを使う気化式ではフィルターに水垢が付着するので、こまめな掃除が必要です。掃除を怠ると異臭がすることがあります。
なお、超音波式のものは衛生面からお勧めできません。
② 給水の手間がかかる
加湿用の水タンクに給水する必要があり多少面倒です。
給水にはタンク上部から補給できるタイプとタンクを外してシンクで水を入れるタイプがあります。上部から給水できるタイプは便利なのでおすすめです。
③ 本体サイズ・重量が大きくなる
加湿機能が付くと水タンクが必要なため本体サイズが大きくて重くなります。これは致し方ないことですね。
④ 過剰な加湿で湿度が上がり過ぎないよう注意が必要
加湿を続けると適正な加湿を通り過ぎて湿度が上がり過ぎてしまうことがあります。カビなどの原因になるので注意が必要です。
湿度を一定に保つ自動運転機能が付いているものがおすすめです。