コロナのスリムタイプのヒーターにはスリムカーボンとコアヒートスリムがあります。
大きな違いはヒーターの種類です。左はコアスリム、右はスリムカーボンですが、ヒーターがオレンジ色に輝いています。一方のコアヒートスリムはあまり光っていません。
<スリムカーボンのヒーターは、カーボンヒーター>
カーボンヒーターの電源投入して数秒で赤熱し、暖かくなるので、脱衣所やトイレなどに適します。
<コアヒートスリムのヒーターは、シーズヒーター>
コアヒートは電源投入して暖かくなるのに数分かかりますが、カーボンヒーターに比べ豊富な遠赤外線を放射します。そのためじっくりと暖まりたいリビングや書斎、勉強部屋などに適しています。
このようにヒーターの違いから、用途も違ってくるので、どこで使用するかをまずははっきりさせておくと選びやすくなります。
実はスリムカーボンにはマイコン式が2種類、メカ式が1種類の3種類あります。
違いは本文でお伝えしますが、マイコン式は温度設定が10段階(900W~350W)ですが、メカ式は2段階(900W/450W)です。
脱衣所やトイレなどの使用では、価格で決めれば良いと思います。
コアヒートスリムは2種類(性能は同じ)ありますが、内容的にはおなじなので、こちらも価格で選べば良いと思います。
<おすすめな選び方>
●脱衣所・トイレなど速く暖まる方が良い場所 ⇒ スリムカーボン
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●書斎、勉強部屋などの個室で長く暖まる場所 ⇒ コアヒートスリム
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スリムカーボンとコアヒートスリムの違い
ヒーターの種類の違い
<スリムカーボン>
不活性ガスで満たされた石英ガラス管にカーボンフィラメントを封入した構造をしています。
構造的には衝撃に弱く転倒すると破損するおそれがあります。
運転中は明るく輝いていますが、身体を暖めるのは主に目に見えない遠赤外線だけなので、熱エネルギーの無駄があるともいえます。
<コアヒートスリム>
コアヒートのヒーターはニクロム線をステンレスパイプに入れた構造でシーズヒーターと呼ばれるものです。
このステンレスパイプはセラミック(ブラックセラミック)でコーティングされています。
構造上、丈夫で破損しにくく、長寿命なのが特徴です。
暖かさの違い コアヒートスリムのほうが暖まる
コアヒートスリムのほうがスリムカーボンより遠赤外線を豊富に出すので、体の芯まで暖まりやすいのはコアヒートスリムです。
コアヒートスリムのヒーターは身体に吸収されやすい3~20ミクロンの遠赤外線を大量に放射するからです。
そのため、スイッチを切っても、しばらくは体がホカホカするのが感じられます。
速暖性の違い スリムカーボンのほうが速暖性は上
スリムカーボンはカーボンヒーターなので、電源を入れた数秒後には温度が上がるのが特徴です。
コアヒートスリムは、シーズヒーターなので、ニクロム線がステンレスチューブを加熱するのに2~3分かかるので、速暖性はスリムカーボンにかないません。
このことから速暖性を必要とするところでは、スリムカーボンが向いています。
おすすめの用途は?
カーボンヒーター、セラミックコートされたシーズヒーターそれぞれの特徴を活かした使い方がおすすめです。
<カーボンスリム>
速暖性のカーボンヒーターは脱衣場・洗面所・台所・トイレなどに適しています。
<コアヒートスリム>
遠赤外線が豊富なコアヒートスリムは、書斎・勉強部屋・子ども部屋など個室での用途に適しています。
<おすすめな選び方>
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●書斎、勉強部屋などの個室で長く暖まる場所 ⇒ コアヒートスリム
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スリムカーボンマイコン式・メカ式の違い
スリムカーボンには3機種あり、うち2機種はマイコン式で1機種がメカ式です。
2022年モデルでは、販売ルートによって次のようになっています。
- DH-C922:家電量販店・ホームセンターモデル(マイコン式)
- CH-C922:一般ルートモデル(マイコン式)
- DH-CM922:ホームセンターモデル(メカ式)
マイコン式は、マイコン制御で温度調節が10段あるのに対し、メカ式は機械的な切替で強弱2段階切替です。
マイコン式の仕様(DH-C922・CH-C922)
暖房出力 | 900W | ||
---|---|---|---|
温度調節 | 10段階 | 自動首振り | 〇首振り角度固定(70°) |
電源 | 100V(50/60Hz) |
---|---|
消費電力 | 900W~350W |
待機時消費電力 | 0.9W |
運転電流 | 9A |
ヒーター | 遠赤外線カーボンヒーター |
電源コード長さ | 1.9m |
質量 | 3.4kg |
外形寸法 | 高さ897×幅306×奥行306mm |
その他 | 転倒OFF(オフ)スイッチ、自動首振り、過熱防止装置 |
保証 | 製品1年保証、ヒーター部1年保証 |
メカ式の仕様(DH-CM922)
暖房出力 | 900W | ||
---|---|---|---|
温度調節 | 強弱2段切換 | 自動首振り | 〇首振り角度固定(70°) |
電源 | 100V(50/60Hz) |
---|---|
消費電力 | 900W/450W(強弱切換) |
待機時消費電力 | 0W |
運転電流 | 9A |
ヒーター | 遠赤外線カーボンヒーター |
電源コード長さ | 1.9m |
質量 | 3.4kg |
外形寸法 | 高さ873×幅306×奥行306mm |
その他 | 転倒OFF(オフ)スイッチ、自動首振り、過熱防止装置 |
コアヒートスリムの種類
コアヒートスリムも販売ルートによって2機種あります。
デザインが違っていますが中身は同じものです。
暖房出力 | 900W | ||
---|---|---|---|
温度調節 | 10段階 | パワーモニター | 〇(5段階) |
セーブ運転 | 〇(ecoモード) | 自動首振り | 〇首振り角度固定(70°) |
電源 | 100V(50/60Hz) |
---|---|
消費電力 | 通常モード:900W~340W ecoモード:690W~115W |
待機時消費電力 | 0.7W |
運転電流 | 9A |
ヒーター | 遠赤塗装BC(ブラックセラミック)コーティングシーズヒーター |
電源コード長さ | 1.9m |
質量 | 3.7kg |
外形寸法 | 高さ897×幅306×奥行306mm |
その他 | 転倒OFF(オフ)スイッチ、自動首振り、過熱防止装置 |
まとめ
コロナのスリムカーボンとコアヒートスリムの違いは、それぞれが使用してるヒーターが違うという点です。
ヒーターの特性が違うので、用途もそれぞれ違ってきます。
同一の用途で、スリムカーボンにするかコアヒートスリムにするかと悩むことはあまりありません。
- 速暖性を必要とする用途なら、スリムカーボン
- じんわりと芯から暖まりたいなら、コアヒートスリム
このような感じで選べば良いと思います。
<おすすめな選び方>
●脱衣所・トイレなど速く暖まる方が良い場所 ⇒ スリムカーボン
楽天市場
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●書斎、勉強部屋などの個室で長く暖まる場所 ⇒ コアヒートスリム
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