同じような縦横ローテーション機能が付いたアラジンとコロナの電気ストーブの違いについてお伝えします。
今回お伝えする電機ストーブは次の機種です。
アラジン
- CAH-2G10A
- AEH-2G10N
コロナ
- DH-1219R
- AH-129R
- CH-129R
コロナは販売ルートによって型番を変えています。外観や仕様など少し違っていますが、基本仕様は同じです。
[itemlink post_id=”12122″] [itemlink post_id=”12144″] [itemlink post_id=”12145″]縦横ローテーション電気ストーブ アラジンとコロナの違いは?
ヒーターの違い
アラジンのグラファイトヒーターとコロナのコアヒーター(シーズヒーター)は下のグラフから次のような違いがあることがわかります。
グラファイトヒーター
- 近赤外線の放射料は多いが、遠赤外線領域ではハロゲンヒーターと大差ない
コアヒーター(シーズヒーター)
- コアヒーター(シーズヒーター)は近赤外線ではグラファイトヒーターほどの放射量はないが、遠赤外線領域では、他のヒーターに比べ高い放射強度を持っています。
体を温めるのは遠赤外線なので、コアヒーターのほうが効率よく身体を暖めると考えられます。
ただ、速く温めるという点から見るとグラファイトヒーターの発熱速度は速く、その点では魅力的です。
シーズヒーターは発熱速度はグラファイトヒーターにかないません。
アラジンのグラファイトヒーターは0.2秒の高速立ち上がりが特長
アラジンの特長は「グラファイトヒーター」を使用していることです。
グラファイトヒーターはカーボンヒーターより効率が20%も高いそうです。
波長としては中赤外線で近赤外線と遠赤外線の両方の特長があります。
近赤外線は吸収されにくいですが、遠赤外線が身体を暖めます。
コロナのコアヒートは人体に吸収されやすい遠赤外線を放射するのが特長
一方のコロナは「コアヒートとよばれるヒーターを搭載しています。コアヒートというのは、ステンレスヒーター管をブラックセラミックでコーティングしたヒーターです。
コロナのコアヒートはちょうど3~20ミクロンの人体に吸収されやすい遠赤外線を放射するのでとても暖かです。
縦横ロータリーの違い
縦横ロータリーは同じです。コロナはさらに仰角が上向き32度、下向き5度調整できます。
アラジンのロータリー
コロナのロータリー
首振り角度の違い
アラジン:約120度
コロナ:約70度(左・中央・右)
ゆらぎ運転・エコ運転
アラジン
ゆらぎ運転機能はありません。エコ運転では、省エネセンサー(人感センサー)で、人がいないときに省エネ運転をします。
コロナ
ゆらぎ運転は体感温度を考えて定期的にパワーをセーブ。エコ運転は人がいないことを人感センサーで検知して省エネ運転を行います。電気代を節約したい場合は有効ですが、パワーは落ちます。
安全装置
アラジンには赤外線センサーでカーテンなどの接触を感知して火災にならないようヒーターをオフにする機能です。
アラジン
- 防災対応型 二重安全転倒OFFスイッチ(光センサー式)
- 赤外線センサー(シャットオフセンサー)
コロナ
- 転倒オフスイッチ
- 温度過昇防止器(サーミスタ)
タイマー機能
アラジン:30分毎最大8時間の切りタイマー
コロナ:0.5時間、1時間、2時間、3時間の切りタイマー
パワー
わずかですがコロナの方が最大パワーが大きいですが、ほぼ同じです。
- アラジン:1000W
- コロナ:通常運転 1150W~330W、ゆらぎ運転 820W~200W
まとめ
細かな違いはほかにもありいますが、とりあえず主な違いは以上です。
優劣はつけがたいですね。
しかし暖房機による火災の中では電気ストーブによる火災が一番多く発生していることを考えると、シャットオフセンサーが付いたアラジンの方が安心だという感じがします。
さらに細かく言えば、速暖性に優れているのはアラジンのグラファイトヒーター、暖かさが優れているのは赤外線量が多いコロナのコアヒータといえます。
できるだけ安心できるヒーターという方はアラジン、できるだけ暖まるヒーターという方はコロナを選択するのが良いかと思います。
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