ダイキンの加湿空気清浄機は空気清浄に加え加湿もできるのでオールシーズンで活躍します。
今回は加湿をすると電気代はどれだけ上がるのか、また加湿によって室温低下を防ぐのにどのぐらいの暖房費がかかるのか予想してみました。
ダイキン 加湿空気清浄機の加湿すると電気代はどれだけ増える?
表1.
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加湿適用床面積(畳) | 19/12(プレ/木造) | 14/8.5(プレ/木造) | 11/7(プレ/木造) | |
消費電力(W)
カッコ内は加湿なしの消費電力(W) |
しずか | 10(10) | 8(6) | 9(5) |
弱 | 12(11) | 15(10) | 12(8) | |
標準 | 23(20) | 21(19) | 15(13) | |
ターボ | 84(82) | 72(70) | 59(57) | |
電気代(円/h)
カッコ内は加湿なしの電気代(円/h) |
しずか |
0.31(0.31)
|
0.25(0.19) | 0.28(0.19) |
弱 | 0.38(0.35) | 0.47(0.31) | 0.38(0.25) | |
標準 | 0.72(0.62) | 0.66(5.9) | 0.47(0.41) | |
ターボ | 2.61(2.55) | 2.24(2.17) | 1.83(1.77) | |
加湿能力(mL/h)
値は取説のグラフからの参考値メーカーの公表値なし) |
しずか (参考) |
310 | 130 | 180 |
弱 (参考) |
360 | 240 | 215 | |
標準(参考) | 440 | 300 | 260 | |
ターボ | 700 | 500 | 460 | |
気化熱(Wh)
カッコ内は電気代 (円/h) |
しずか(参考) | 209(6.5) | 88(2.7) | 121(3.8) |
弱(参考) | 243(7.5) | 162(5.0) | 145(4.5) | |
標準(参考) | 297(9.2) | 202(6.3) | 175(5.4) | |
ターボ(参考) | 472(14.6) | 337(10.4) | 310(9.6) |
加湿で増える電気代
表1で水色の網掛けをした部分は、加湿した時の電気代です。カッコの中は加湿しない時の電気代です。
この差が増加分ですが、ヒーターを使わないためほとんど変わらないですね。
例えばMCK70Zを弱で加湿運転している時は0.38円/h、加湿しないときは0.35円/hです。(表中のオレンジの文字)
その差は0.03円ととても小さいので電気代の増加は無視でき程です。
しかし、加湿をすると部屋の温度が下がることがあると取説に記載されています。もし、温度の低下分を別の暖房機器で補う場合は、新たに暖房費が加わります。
ダイキンではなくシャープのQ&Aですが、次の様に書かれていました。室温20℃出会っても吹き出す風は13℃ぐらいまで下がるんですね。
加湿フィルターに含まれる水が気化するときに空気の熱をうばうため、室温より低い温度の風が吹き出します。
お部屋の広さによっては、寒く感じることがあります。
ヒーターを使うハイブリッド方式(加熱気化式加湿器)の場合は運転モードにより吹き出す風の温度が変わります。
「強運転」(ヒーター入)時は、吹出す風の温度は約17℃~19℃※です。
「エコ運転」や「静音運転」(ヒーター切)時は、吹出す風の温度は約13℃※です。
※ 室温20℃の場合。ご使用の環境により吹き出す風の温度は変わります。
気化熱での室温低下防止にかかる暖房費は?
表1のピンク色の網掛けの部分は加湿量に対応した室温を下げる気化熱です。
カッコ内は電気代に換算した値です。(電力料金目安単価31円/kWhで計算)。
実際には湿度が高くなると加湿能力は落ち、もっと複雑になりますが、あくまでも目安です。
例えばMCK70Zを弱で加湿運転している時は、243Wの電気ストーブと同じ熱量の気化熱が奪われます。243Wの電気ストーブの電気代は約7.5円/hです。(表中オレンジ色の文字)
エアコンと併用すると電気代が節約できる
先程の電気代7.5円は計算上で、実際は違ってくると思いますが、少なくとも部屋の温度は下がって来るので何らかの暖房が必要になる場合があります。
先程は電気ストーブで暖房しましたが、エアコンであれば、その何分の1かの電気代で同等の暖房ができます。
APFとかCOPとかいう効率を表す指標がエアコン本体やカタログなどに表示されています。
暖房の場合なら、消費電力の何倍の暖房エネルギーが出せるの指標です。
通常のエアコンでは5ぐらいはあるので、例えば先程の7.5円は1.5円程になります。
表1でオレンジ色にした箇所を見ると、次のようになっています。
- 加湿なし0.35円/h
- 加湿有り:+0.03円(0.38円/h)
- エアコン暖房:+1.5円/h
- 0.35+0.03+1.5=1.38円/h
- もし電気ストーブを使えば、7.38円/h
なんだか数遊びみたいになってしまいました。
それはさておいて、加湿でエアコンの設定温度以下になると自動で温度調整をします。その際の電気代増加分は電気ストーブを使用する場合の数分の1で済みます。(先の例では1/5)
つまり、部屋の加湿はエアコンとの併用で節電できると言うことです。
至極当たり前の話になってしまいましたが、加湿に限らず、暖房や冷房などは、基本エアコンを使うことが省エネにつながるということですね。
ダイキンの加湿空気清浄機の価格
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