東芝 石窯ドーム ER-VD80とER-VD70は、いずれも26Lタイプのコンパクトなオーブンレンジです。今回は、この2機種の違いをお伝えします。また、おすすめの選び方についても合わせてお伝えします。
ER-VD80
ER-VD70
東芝 石窯ドーム ER-VD80とER-VD70の違い
主な違いは次の通りです。過熱水蒸気機能の有無が大きな違いですね。
ER-VD80 | ER-VD70 | |
スチーム方式 | 給水カセット | 角皿 |
過熱水蒸気調理 | 250°Cの過熱水蒸気 | 加熱水蒸気でない |
スチームトースト | ○ | X |
スチーム調理 | ○ | 角皿スチーム調理のみ |
総レシピ集(自動メニュー数) | 137(99) | 114(94) |
手間なしお手入れコース | ○ | X |
以下に説明します。
[itemlink post_id=”15296″] [itemlink post_id=”15297″] [itemlink post_id=”17992″]スチーム方式
スチーム方式に違いがあります。
ER-VD80 | ER-VD70 |
給水カセット | 角皿 |
ER-VD80では給水カセットの水を高温で加熱し250°Cの過熱水蒸気を発生させます。この高温の過熱水蒸気でお肉や魚、トーストやお菓子を焼くことができます。温めや蒸し調理もできるので、料理の幅が拡がるので、いろいろな調理をしたい方にはおすすめです。
一方のER-VD70では角皿に入れた水をオーブンの熱で蒸発させ高温の水蒸気を作り出しますが250°Cもの高温にはなりません。また、発生する水蒸気の量も限られるので、パワーはずっと弱いです。なので、蒸し調理などが主な用途になります。
過熱水蒸気~ヒーターとの違いは
過熱水蒸気というのは水蒸気を100°C以上に加熱した水蒸気のことです。ER-VD80では最高250°Cの過熱水蒸気を作ることができます。
過熱水蒸気が食材に触れると水に戻りますが、その時気化熱とは逆に凝縮熱が生じ一気に食材の表面から内部まで加熱していきます。ヒーターによる加熱では表面が加熱され、じわじわと内部が熱せられるイメージですが、過熱水蒸気は凝縮熱で食材の表面が発熱するので内部も加熱されやすいと考えられます。
また、食材に触れた過熱水蒸気は水となり食材表面の塩分を流します。また、内部の脂も溶かして流し去ります。
このように過熱水蒸気で食材の減塩や脱脂でヘルシーな調理ができます。ヒーターによる加熱では減塩や減脂の効果は少なく、このことが過熱水蒸気との大きな違いと言われています。
スチームトーストはER-80VDで可、ER-70VDは不可
スチームトーストというのは、過熱水蒸気で焼き上げるトーストのことです。過熱水蒸気の力でトーストの表面はカラッと中はふわふわに焼き上がります。
おいしいトーストを多少の手間や時間はかかっても食べたいという方は要チェックの機能です。
スチーム調理の違い
ER-VD80
ER-VD80のスチーム調理には低温蒸し(自動メニューのみ)が用意されています。
メニューとしては茶わん蒸しやなめらかプリンなどがあります。
スチームとヒーターやレンジを組み合わせて加熱するので角皿は使えません。
ER-VD70
一方のER-VD70のスチーム調理は、角皿スチーム調理になります。
角皿に水を注いで水蒸気を発生させる調理方法です。
用意されているメニューは茶わん蒸し、フランスパン、石窯パン、プリン、スポンジケーキ、シュークリーム、カラッとあたためなどです。
スチームレンジはER-VD80の機能、ER-VD70は不可
スチームレンジとは、スチームとレンジで加熱する調理です。ER-VD800の機能です。
総レシピ集(自動メニュー数)
総レシピ集と自動メニュー数は以下の通りですが、あまり違わないですね。
ER-VD80
- 137(99)
ER-VD70
- 119(94)
手間なしお手入れコース
手間なしお手入れコースがあるのはER-VD80です。スチームの力で庫内の汚れを取れやすくする機能。角皿の汚れも同時にお手入れできます。給水カセットに水を入れて行います。
ER-VD70には搭載されていません。
ER-VD80とER-VD70~おすすめの選び方は?
過熱水蒸気機能があるER-VD80は、いろいろな調理をする方にはとても便利なオーブンです。
また、ER-VD70は角皿スチームがあれば十分で、給水カセットなどあまり面倒なのは避けたい方におすすめです。
ER-VD70には過熱水蒸気発生機能がないので、ER-VD80に比べ低い価格設定になっています。
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