浴室内に取付可能な赤外線ヒーターは、湿度100%に耐える防湿性やお湯などの飛沫などに対する防水性などが要求されます。
- 赤外線ヒーターを販売しているメーカーは、高須産業・日立・コンフィーなどが有名です。ただし、日立の製品は高須産業のOEMなので仕様はほぼ同じです。
- 日立・高須産業はグラファイトヒーター2本で1200W、コンフォーはハロゲンヒーター1本で1000Wです。
- 日立・高須産業はリモコン、送風機能があるのに対しコンフォーはリモコン無し、ファンレスです。
- 壁面取り付けはどの機種もできますが、コンフォーはランドリーバーにぶら下げる小tが出来き手軽に設置できるので便利でお手軽です。
- 少しでもで暖かいのが良い場合は日立・高須産業がおすすめです。
日立
[itemlink post_id=”25617″]高須産業
[itemlink post_id=”25618″]コンフォー
[itemlink post_id=”25619″]浴室内の取り付け赤外線ヒーター 日立、高須産業、コンフォー の違いは?
ヒーター
- 日立・高須産業:グラファイトヒーター 600Wx2
- コンフォー :ハロゲンヒーター 1000Wx1
ヒーターはグラファイトヒーターとハロゲンヒーターの違いがあります。放射強度は下図の通りグラファイトのほうが大きいいです。グラファイトヒーター、ハロゲンヒーターともに速暖で1秒程で強力な赤外線が放射されます。
更にグラファイトヒーターx2で1200Wの出力に対し、コンフォーのハロゲンヒーターは1000Wなので、ワット数からも日立・高須産業の方が放射強度も高くなります。
しかし、コンフォーを購入した方は一様に暖かいとレビューしているので、暖か差に関しては心配は無用だと思われます。
送風機能
日立・高須産業
ダブルシロッコファンが2個搭載されたクロスフローファン構造で幅広い均一な風が得られます。
コンフォー
ファンは無いので動作音は静かです。放射熱だけで暖房します。
リモコン
日立・高須産業は防水タイプのリモコンがあるので、浴室内に持ち込んで温度コントロールや風量コントロールができます。
下は高須産業のリモコン
コンフォートにはリモコンがないので、本体の電源スイッチか脱衣室の電源コンセント側でヒーターのON/OFFをしなくてはなりません。
人感センサー
日立・高須産業
- 人感センサーで必要な時だけ暖房します。ON/OFFする手間が省けます。消し忘れなどの心配もありません。
コンフォー
- 人感センサーは搭載されていません。消し忘れなどに注意が必要です。
切タイマー機能
日立・高須産業
- 1・2・3時間
コンフォー
- 無し
防水性能
防止性能は圧倒的にコンフォーが優れていると思います。コンフォーはIPX5の防水性能をもっているので水やお湯がかかっても大丈夫です。
日立や高須産業は生活防水加工がされているのでお風呂からの湯気などがあたっても大丈夫医ですが、コンファーと違いシャワーなどを故意にかければ故障の原因になるので注意しましょう。
日立・高須産業
- 防水仕様となっているがIP等級の記載なし。生活防水加工はしていますが、故意に水をかけないように気をつける必要があります。ただし、リモコンはIPX7でバスタブに落としてもすぐに拾い上げれば大丈夫です。
コンフォー
- IPX5(防噴流形)を満足しています。IPX5とは「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」とされる等級です。
動画の通り防水性能はかなりなものです。ファンがないので防水構造にし易いのでしょう。日立や高須産業では送風口があり、とてもこの様な防水性は確保できません。
取付方法
日立・高須産業
壁面に取り付けベースを固定し、本体をはめ込みます。設置スペースは下図を満足する必要があります。また、設置工事は安全のため専門業者にして貰う必要があります。
コンフォー
ランドリーパイプがある場合は、下図のようにぶら下げる小tが出来るので設置は簡単です。壁掛けの場合は、日立などと同様、取付金具を壁面に固定して本体を設置します。
サイズ・質量
日立・高須産業
- サイズ:幅525x奥行き130x高さ204mm
- 質量:約3.5kg(日立は約3.7kg)
コンフォー
- サイズ:幅460x奥行き115x高さ190mm
- 質量:約2kg
価格比較
各社の価格比較は会のリンクから。ジャンプ先は楽天、アマゾン、ヤフーショッピングです。
日立 HBD-500S
[itemlink post_id=”25617″]高須産業 SDG-1200GBM
[itemlink post_id=”25618″]コンフォー HEAT-S-101WA
[itemlink post_id=”25619″]冬季に多発する高齢者の入浴中の事故
消費者庁から冬季に多発する高齢者の入浴中の事故への注意喚起が出されています。
高齢者の浴室での事故は交通事故よりも多くなっているそうです。
安全に入浴するための以下の点について確認しておきましょう。
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。
特に(1)の「入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。」はヒートショックを和らげる上で大事です。脱衣所と浴室の両方を暖めておくと予防効果も高まります。
脱衣所に置くヒーターは防止形である必要はありません。通常のヒーターで十分ですが、狭い場所では壁掛タイプが場所も取らず便利です。