最近、TVのリモコンをスマートリモコンに代えました。
このTVはスピーカーやマウスなどの障害物の多い作業机に置いています。
そのため、TV前に障害物があると、スマートリモコンの赤外線がTV受光部に届かず、音声コマンドが実行されないことがあります。
そこで、確実にスマートリモコンでTVを操作できるよう「赤外線リモコンリピーター」をamazonで購入、組み合わせで使っています。快適なので、今回は、赤外線リピーターの消費電力と、TVへの取り付け、動作確認などをまとめてみました。
赤外線リモコンリピーターとは?
今回購入した赤外線リモコンリピーターです。納期と価格で選びました。300円程のもありましたが、納期が2週間以上だったので、多少高くなりましたが、納期1日の本製品を購入しました。
多分、どれでも基本的には同じだと思われます。急ぎでなければ、一番安いのを選んだら良いと思います。
左:受光部、中央:発光部、右:USBコネクター(給電用)
- USBからレシーバーまでのケーブル長: 140cm
- レシーバから送信部までのケーブル長: 200cm
- 電源:USB給電
赤外線リモコンリピーターは、リモコン信号をリピーターの受光部で受光し、単純にリピーターの発光部から送信するものです。
送信部から出た信号は、TV本体の受光部で受信します。
信号の流れは次のようなります。
①スマートリモコンや専用リモコン
↓ 赤外線(数メーター)
②リピーターの受光部
↓ 有線(2mまで)
③リピーターの発光部
↓ 赤外線(短距離)
④TVの受光部
赤外線リモコンリピーターには、赤外線受光モジュールや赤外線LEDや、そのドライブ回路などがあるので、それらの電源が必要です。今回のリピーターはUSB給電なので、空いたUSBポートから給電させました。
赤外線リモコンリピーターの消費電力
ワットモニターで信号受信時の消費電力を測ってみましたが、0.3W以下のようでワットモニターでは測定できませんでした。
最大USB2は2.5W、USB3は4.5Wの給電能力があるので、0.3W以下のリピーターへの給電は、全く問題ないと考えられます。
赤外線リモコンリピーターの発光部の様子
赤外線リモコンリピーター発光部を、デジカメで撮ってみました。赤外線リモコンリピーター発光部とTV受光部は約1.5m離しても通信できました。しかし、発光パワーは弱いようでちゃんと狙わないとダメでした。TV受光部のごく近くにリピーター発光部を設置するのが、基本の使い方のようです。
動画はカメラを固定していないので、光が動いて見にくいです。
赤外線リモコンリピーターをTVに仮付け
下の写真は、パナソニックのTVに赤外線リピーターを仮止した様子です。
リピーター受光部は横向きですが、問題ありませんでした。
やっぱり、受光部を正面にしました。
スマートリモコンで動作の確認
スマートリモコンでの動作を確認してみました。
①TV受光部、赤外線リモコンリピーター受光部ともに受信可能な時
リピーター発光部とTV受光部の距離によって応答があったりなかったりします。
②TV受光部を塞いで、赤外線リモコンリピーター受光部だけ受信可能な時
正常に動作
まとめ
●リピーターの消費電力
赤外線リモコンリピーターの消費電力は、ワットモニターの最小測定値以下で測定できませんでしたが、0.3Wいかであることは間違えないと思われます。
この様に消費電力は非常に小さいので、PCや機器のUSB端子から給電しても問題はありません。
●受光部は1つにする
スマートリモコンを使う時はTV本体の受光部は隠しておくのが良さそうです。TV専用リモコンを使う時は、赤外線リモコンリピーターの受光部に向けて操作すれば正常に使用できます。
●赤外線リモコンリピーターの発光部とTV受光部の間隔
赤外線リモコンリピーターの発光部はTV受光部から1.5mぐらいまで通信できました。
しっかりと狙いをつければ大丈夫ですが、基本的にはTV受光部の直ぐ側が良いと思います。
●使用感
音声コマンドでTV操作がストレス無く出来るようになって快適です。うまくリモコンの操作が出来ない方は、安いので一度お試しになると良いかもしれませんね。1000円以上もするのは、本当に勿体ないので避けましょう。