象印の加湿器と三菱の加湿器ルーミストの違い~お手入れや電気代は?

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象印の加湿器と三菱の加湿器ルーミストの違いをお伝えします。どちらの加湿器も加熱式(スチーム式)加湿器でとても衛生的に加湿ができます。

しかし同じ加熱式であっても、構造的には大分異なる点が多くあります。以下に詳しくお伝えしていきますね。

象印加湿器

三菱ルーミスト

象印の加湿器と三菱の加湿器ルーミストの違い~お手入れや電気代は?

加熱や構造の違い

象印加熱式加湿器

象印の加湿器は電気ポットそのものです。タンクの下にあるヒーターでお湯を沸騰させて蒸気で加湿します。タンクの底にはスケールが次第に堆積してきます。除去するにはクエン酸洗浄が必要になります。除去しないと沸騰音が大きくなることがあります。スケールそのものは特に有害なものではありません。

象印の加湿器は最初にポット内の水を沸かします。そのため加湿が始まるまで20~30分またなくてはなりません。

三菱ルーミスト

ルーミストは象印とは違いタンク内の水は沸かしません。加熱筒で蒸発布を熱することで蒸発布の水分を蒸発させます。蒸発布というのは水を含んだ布のことです。象印に比べると構造は複雑です。

点線で囲んだ部分が加熱筒と蒸発布のある箇所です。加熱筒には加熱ヒーターが入っています。蒸発布は加熱筒にかぶせるようにセットします。

蒸発布の下部は水受け皿に浸されているので布全体は濡れた状態です。ヒーターが入ると蒸発布の水が熱せられて蒸発し加湿が始まります。

蒸発布には水が蒸発した際に残されるスケールが付着します。スケールの成分は殆どが石灰です。特に不衛生なものではありませんが蒸発布にこびりつくことで蒸発面積が少なくなって加湿量が減ってしまう恐れがあります。そのため、このスケールは除去しなくてはなりません。

 

象印、三菱ルーミスト~構造・加熱方式のメリット・デメリット

メリット デメリット
象印
  1. 構造が単純でお手入れが簡単
  2. 付属品は不要
  3. ファンが不要
  1. クエン酸洗浄を1~2月に1回推奨
  2. 沸騰音がする
三菱ルーミスト
  1. 蒸発布が練れている状態ならすぐに加湿できる(交換したときは10分ほどかかる
  2. 沸騰音がしない
  1. 構造が複雑でお手入れが面倒
  2. 蒸発布を交換する手間
  3. タンクや水受け皿はこまめな清掃(加熱されないので)

お手入れは?

上でお伝えしたとおり、象印の加湿器とルーミストは構造が全く異なるため、お手入れの仕方や手間も大きく異なります。

象印は電気ポットそのものなので、スケールが付着したらクエン酸洗浄を行うでけで普段のお手入れは特に何もありません。強いて言えば水をポッド内に入れっぱなしで放置しないように使い終わったら水を捨てるぐらいです。

三菱のルーミストは、構造がやや複雑です。

  1. 水タンク
  2. 水受け
  3. 加熱筒
  4. 蒸発皿

これらについてお手入れしなくてはなりません。水タンクや水受けはお手入れしないと水垢やカビなどが発生します。

加熱筒と蒸発布にはスケールが付着したら清掃が必要です。更に加熱布は消耗品なので常に常備して置かなくてはなりません。そのためわざわざお掃除時期をお知らせする機能もついているぐらいです。象印に比べれお手入れには手間がかかります。

スケールがこびりついた蒸発布

電気代は?

どちらも水を蒸発させて加湿するタイプです。水を蒸発させるためのエネルギーは同じなので、いかに無駄なく水を沸騰させるかで電気代に違いが出ます。

象印のEE-RQ35と三菱ルーミストSHE35TDで比較してみます。

象印のEE-RQ35 三菱ルーミストSHE35TD
最大加湿量 350ml/h 350ml/h
沸騰時最大消費電力 985w・20分 約9円/1回
連続加湿時最大消費電力 305w 8.2円/時間 250w 6.8円/時間

連続加湿では同じ350ml/hで加湿する場合は三菱ルーミストの方が電気代は安上がりです。理由はわかりませんが、ヒーターの加熱効率がルーミストのほうが高いのかもしれません。

象印ではタンクの水を入れ替えるたびに、すべての水を加熱するので9円ほど電気代がかかります。また、350ml/hで2.2Lの水を使い切るのには約6時間かかります。6時間で割ると1時間あたりに1.5円です。タンク内の水を最初に沸かす電気代と加湿する電気代を合わせると1時間あたり9.7円になります。

ルーミストは6.8円なので、毎時3.1円電気代が象印に比べて節約できます。

実際には自動運転で必要以上に湿度をあげないで運転することがほとんどです。つまり設定湿度に達すると加湿量を抑えた運転をどちらの機種も行うので、電気代は連続運転に比べかなり低く抑えられるはずです。

どのくらいの時間で設定湿度に達するのか、またその湿度を維持するのにどれだけ加湿するのかなどは個々の部屋の環境で異なるため一概には言えません。

例えば高気密、高断熱の部屋ではほとんど加湿する必要はありません。ただ、強制換気がある場合はそれに見合った加湿が必要です。

以上、連続運転ではルーミストのほうが毎時3.1円安上がりですが、自動運転では消費電力が抑えられるのでその差は小さくなります。

ただし、部屋の大きさが適用床面積内に十分入っている場合です。部屋の大きさが適用床面積より大きすぎると常に最大加湿加湿量で運転するこtになりかねません。そうすると電気代は最大加湿量での連続運転と変わらなくなります。

どっちがおすすめ?

電気代はあまり変わらないので、お手入れが簡単な方が良いと思います。お手入れができないと加湿能力の低下をまねき十分な加湿ができなくなることがあります。

●お手入れはできるだけしたくないと思う方には、

象印の加熱式加湿器

●お手入れはまめにするので1円でもランニングコストが安いほうが良い方には、

ルーミスト

おすすめは、以上のようになります。個人的には象印でほぼほったらかし運転が楽で良いと思いますが、そこは人ぞれぞれですね。

●なお、ランニングコストが最優先なら加熱方式はおすすめではありません

加熱式加湿器はやめたほうがいいでしょう。ランニングコスト最優先ならパナソニックのヒーターレス気化式加湿器が圧倒的に電気代が安くておすすめです。

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