象印スチーム式加湿器 EE-RとEE-Dの違い~電気代や使いやすさは?

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象印スチーム式加湿器にはEE-R** とEE-D**の2つのシリーズがありますが、電気代や使いやすさなどを、すでに5年間象印の加湿器を愛用している使用者としてお伝えできればと思っています。

  • 定格加湿能力は、どちらのシリーズも480mL/h(プレハブ洋室13畳・木造和室8畳)と350mL/h(プレハブ洋室10畳・木造和室6畳)の2機種
  • タンク容量は、2.2LはEE-R**シリーズのみ、4LはEE-D**シリーズのみ、3Lはどちらも有り
  • 連続加湿はEE-R**シリーズは強弱の2種類、EE-D**シリーズは強中弱の3段階
  • タイマーはEE-R**シリーズは入は6hで切は2h、EE-D**シリーズは入は4/6/8hで切は1/2/4h

機種がいろいろあるのでおすすめな選び方を列記しました。参考になればと思います。

  1. 木造6畳以下では350ml/hでも間に合ますが、480mL/hタイプを選んだほうが速く加湿できるのでおすすめです。また、タンク容量は3Lタイプで十分。EE-RR50またはEE-DC35がおすすめ。
  2. 木造6畳以上では、EE-RR50かEE-DC50となりますが、給水回数が少ないほうが良いならEE-DC50がおすすめ
  3. 給水回数は増えても給水が楽な方が良ければEE-RR50がおすすめ
  4. また、連続加湿で自分で細かな湿度調整をしたい場合は、連続加湿量が3段階あるEE-DC50がおすすめです。
  5. 更に、大きな窓があって結露などの心配がある時も、湿度をEE-DC50の連続加湿で弱や中で調整しながらの運転が出来るEE-DC50がおすすめ(外気温が数度レベルになると我が家でも結露します。その時は連続運転で弱にして結露しないように湿度調整しています。使用モデルはEE-RM35)
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象印スチーム式加湿器 EE-R**シリーズとEE-D**シリーズの違い

EE-R**シリーズとEE-D**シリーズを下表にまとめましたが、大きな違いはタンク容量を大きくした点です。

  • 350mL/hでは、タンク容量を2.2から3Lにアップ
  • 480mL/hでは、タンク容量を3Lから4Lにアップ

その他では、タイマー時間の種類や連続運転時の加湿量切り替え数も多少違っています。利用者さんからの要望が多かったのかもしれませんね。詳しくは下の表を確認ください。

EE-R**シリーズ

タンク容量 2.2L 3L
定格加湿能力 350mL/h 480mL/h
自動加湿 しっかり(高め)・標準・ひかえめ/約60%・50%・40%
連続加湿(時間) 強350ml/h(6h)
弱80mL/h(27h)
強480ml/h(6h)
弱125mL/h(24)
寸法 幅24x奥行26x高さ27.5cm 幅24x奥行26x高さ31.5cm
タイマー切 2時間
タイマー入 6時間
2022モデル
2021モデル EE-RR35 EE-RR50
2020モデル EE-RQ35 EE-RQ50
2019モデル EE-RP35 EE-RP50
2018モデル EE-RN35 EE-RN50
2017モデル EE-RM35 EE-RM50

EE-D**シリーズ

タンク容量 3L 4L
定格加湿能力 350mL/h 480mL/h
自動加湿 しっかり(高め)・標準・ひかえめ/約60%・50%・40%
連続加湿(時間) 強350ml/h(8h)
中165mL/h(16h)
弱80mL/h(32h)
強480ml/h(8h)
中230mL/h(16h)
弱115mL/h(32h)
寸法 幅24x奥行27.5x高さ32.5cm 幅24x奥行27.5x高さ36.5cm
タイマー切 1・2・4時間
タイマー入 4・6・8時間
2022モデル
2021モデル EE-DC35 EE-DC50
2020モデル EE-DB50
2019モデル EE-DA50
2018モデル
2017モデル

電気代

タンクの水を沸騰させるのに必要な電気代

  • EE-RR35 985W 20分 約10.2円
  • EE-RR50 985W 25分 約12.8円
  • EE-DC35 985W 30分 約15.3円
  • EE-DC50 985W 35分 約17.8円

連続加湿(強)

  • EE-RR35 305W 約9.5円
  • EE-RR50 410W 約12.7円
  • EE-DC35 305W 約9.5円
  • EE-DC50 410W 約12.7円

以下の、弱や中の消費電力は強の間欠運転です。加湿量からの推定です。

連続加湿(弱)

  • EE-RR35 305Wx80/350×31/1000=約2.2円
  • EE-RR50 410Wx125/480×31/1000= 約3.3円
  • EE-DC35 305Wx80/350×31/1000= 約2.2円
  • EE-DC50 410Wx115/480×31/1000= 約3円

連続加湿(中)

  • EE-DC35 305Wx165/350×31/1000= 約4.5円
  • EE-DC50 410Wx230/480×31/1000= 約6.1円

自動運転の電気代

換気回数、外気温と湿度、目標の室温と湿度、部屋のサイズや気密性・断熱性など、壁や天井材などの吸湿性、そのため様々な条件で電気代は変わってきます。

無理やりですが、自動加湿の電気代を求めてみようと思います。

日本電機工業会規格「JEM1426」 適用床面積目安表に、

  • 6畳木造和室:350mL/h
  • 6畳プレハブ洋室:200mL/h

この様な数値が出ています。

350mL/hと200mL/hでの加湿器電気代を大雑把にみます(消費電力と加湿能力がある程度比例すると仮定した上の話です)

350mL/h(6畳木造和室定格加湿能力)のとき、

  • EE-RR35:0.305kW x 31円/kWhx350/350=9.5円/h
  • EE-RR50:0.410kW x 31円/kWh x 350/480=9.3円/h
  • EE-DC35:0.305kW x 31円/kWhx350/350=9.5円/h
  • EE-DC50:0.410kW x 31円/kWh x 350/480=9.3円/h

200mL/h(6畳プレハブ洋室定格加湿室能力)のとき、

  • EE-RR35:0.305kW x 31円/kWhx200/350=5.4円/h
  • EE-RR50:0.410kW x 31円/kWh x 200/480=5.3円/h
  • EE-DC35:0.305kW x 31円/kWhx200/350=5.4円/h
  • EE-DC50:0.410kW x 31円/kWh x 200/480=5.3円/h

機種に関係なく、電気代は次のようになりました。

  • 6畳木造和室:9.5円/h、1日18時間、30日で約5,100円
  • 6畳プレハブ洋室:5.4円/h 1日18時間、30日で約2,900円

更に、これに加えて給水したあとは沸騰に要する電気代がかかります。

  • EE-RR35 985W 20分 約10.2円
  • EE-RR50 985W 25分 約12.8円
  • EE-DC35 985W 30分 約15.3円
  • EE-DC50 985W 35分 約17.8円

例えば、6畳木造和室(350mL/h)のときは、下記の電気代が追加されます。概ね1,000円/月が沸騰のための電気代です。(6畳プレハブ洋室は省略)

  • EE-RR35:2200mL/350mL/h=6.3h(18時間使用すると3回で約31円、930円/月)
  • EE-RR50:3000mL/350mL/h=8.6h(18時間使用すると3回で約25円、750円/月)
  • EE-DC35:3000mL/350mL/h=8.6h(18時間使用すると3回で約46円、1380円/月)
  • EE-DC50:4000nL/350mL/h=11.4h(18時間使用すると2回で約35円、1050円/月)

消費電力と加湿量がある程度比例すると仮定した上なので実際とは違います。とりあえず無理やり自動加湿運転での電気代を出してみました。

象印の加湿器 使いやすさや注意点など

操作は簡単

自動加湿:3段階、連続加湿:2または3段階を選ぶだけなので、操作は簡単です。

クエン酸によるタンクの汚れ落とし

タンクにクエン酸を投入し、洗浄モードを選べば勝手に洗浄shてくれます。ゴシゴシ高sったりする必要はありません。

汚れが酷いときでも、数回連続して洗浄すればだいたいきれいになります。

クエン酸は毎回捨てなくても2回ぐらいは使えます。

同じ畳数なら4Lタンクが給水回数が少なくすむ

タンク容量は給水回数に効いてくるので、自動加湿運転で給水回数を少しでも少なくしたい場合は4Lタイプを選ぶのが良いです。

しかし、連続加湿運転の場合は、最小加湿量とタンク容量の関係でEE-DC35とEE-DC50の連続加湿時間は、加湿量は違っても全く同じです。この場合でも、自動運転では給水回数が減るEE-DC50を選んでおけば間違いないと思います。

  • 強:8時間
  • 中:16時間
  • 弱:32時間

シンクでの給水は、タンクの高さに注意

加湿器の給水をシンクで行う場合、加湿器の高さが気になります。

シンクでは蛇口の高さがある程度きまっており、あまり背の高い加湿器は水を入れないくいかもしれません。

シンクで吸水する可能性がある時は、蛇口の高さと加湿器の高さを確認しないと給水に苦労することになるかもしれません。

加湿器サイズ

  • EE-RR35:幅24x奥行26x高さ27.5cm
  • EE-RR50:幅24x奥行26x高さ31.5cm
  • EE-DC35:幅24x奥行27.5x高さ32.5cm
  • SS-DC50:幅24x奥行27.5x高さ36.5cm

うちの蛇口の高さは約33cmでした。EE-RR35,50はぶつからずに給水できますが、EE-DC35・50はぶつかりそうです。蛇口をくぐらせればなんとかなるサイズですが、余裕があったほうが給水は楽です。

なお、給水では、次で説明しますが、残った水を捨てた方がよいので、加湿器のフタは外して作業したほうが楽です。

給水時はフタをはした方が楽

加湿器のフタがぶら下がった状態だと残った水を捨て作業がとてもやりにくいです。下手をするとフタで手をはさみかねません。

面倒でも、最初にフタをはずして作業しましょう。

給水時には加湿器に残った水を捨てカルキを溜め込まない

タンクが空になってもわずかに水入が残っています。

この水は毎回捨てた方が良いです。

理由は、濃縮されたカルキが含まれているからです。

蒸発するのは水だけで水に含まれているカルキは、蒸発せず加湿器のタンクに残るからです。

この残った水を捨てずに、毎回給水していると次第にカルキ濃度が高くなりタンクにカルキの塊が出来やすくなります。

そうならないようにも、毎回給水ごとに捨てるようにします。

マグネットプラグで安全

電源はマグネットプラグで接続されます。マグナットなので万一コードをひっけてしまっても、本体が倒れるのを防いでくれます。

ただちょっと向きを変えたりすると外れやすいのは仕方ないです。

ふた開閉ロックは安全だけどちょっと面倒

ふた開閉ロックが付いているので、フタを開けるのに両手が必要です。なれるまではちょっと面倒に感じました。左のロックを押上ながら、右のレバーを起こしてフタを開けます。ここまで頑丈にしなくてもいいかと思いますが、熱湯が入っているのでいたずら防止も兼ねた安全策です。

湿度モニターで部屋の状態がわかるのは便利

「低湿」「適湿」「高湿」と部屋の湿度の程度が分かるのは便利です。写真は低湿を表示しています。

おすすめの選び方

機種選定の参考になるかもしれませんので再度掲載します。

  1. 木造6畳以下では350ml/hでも間に合ますが、480mL/hタイプを選んだほうが速く加湿できるのでおすすめです。また、タンク容量は3Lタイプで十分。EE-RR50またはEE-DC35がおすすめ。
  2. 木造6畳以上では、EE-RR50かEE-DC50となりますが、給水回数が少ないほうが良いならEE-DC50がおすすめ
  3. 給水回数は増えても給水が楽な方が良ければEE-RR50がおすすめ
  4. また、連続加湿で自分で細かな湿度調整をしたい場合は、連続加湿量が3段階あるEE-DC50がおすすめです。
  5. 更に、大きな窓があって結露などの心配がある時も、湿度をEE-DC50の連続加湿で弱や中で調整しながらの運転が出来るEE-DC50がおすすめ(外気温が数度レベルになると我が家でも結露します。その時は連続運転で弱にして結露しないように湿度調整しています。使用モデルはEE-RM35)
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最後に管理人の加湿器をご紹介

5年目に入ったEE-RMです。下の写真でEE-RMが確認できると思います。

5年目ですが加湿能力が落ちた感じはありません。まだ数年は行けそうです。

いろいろなブログを見ると加湿器の寿命は5~6年とあるので、そろそろ危ないかもしれません。壊れたら、迷わず象印の加湿器を買います。

シンクの蛇口高さから、EE-DC35がギリギリ行けそうです。加湿量は同じ350mL/hですが、今のタンク容量2.2Lが3Lになるので、少し給水回数が減りそうです。

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