冬の衣類乾燥や除湿はハイブリッド式除湿機がベスト?

本ページはプロモーションが含まれています
本ページはプロモーションが含まれています
スポンサーリンク

除湿機は湿度を下げて衣類乾燥や結露低減などにとても便利なものです。この除湿機にはコンプレッサー方式、デシカント方式、コンプレッサー方式とデシカント方式の両方をもったハイブッド方式の3つの方式があります。

 

除湿機の3つの方式

●コンプレッサー方式

コンプレッサー方式はエアコンと同じ方式で除湿効率が高いのですが、概ね15°C以上で使わないと効率が悪くなります。

デシカント方式

デシカント方式は乾燥剤に湿気を吸着させて除湿しますが、低温でも除湿できるのが特徴です。

乾燥剤に吸着した湿気を取り除くのにヒーターで暖めることから、ヒーターの電気代が高いのがデメリットです。

●ハイブリッド方式

ハイブリッド方式は、上のコンプレッサー式とデシカント式の2つの方式を内蔵しているため、温度が高いときはコンプレッサー式、低いときはデシカント式をメインに使用することができます。

そのため室温に関わらず1年中使用できると言われていますが、デメリットは本体が大きくなることと価格が高くなることです。

ハイブリッド方式なら1年中使用できベストであると思ったのですが、北海道消費者庁が公開している実験データを見ると、そうとも言えないような気がしました。

実験に使用した除湿機は次の通りです。

方式 除湿機 定格除湿能力
50/60Hz
木造
50/60Hz
鉄筋
50/60Hz
コンプレッサー式 三菱電機MJ100JX 9/10L 11/13畳 23/25畳
デシカント式 パナソニックF-YC80ZKX 7.5L 9畳 19畳
ハイブリッド式 パナソニック
F-YC120HKX
9/10L 11/13畳 23/25畳

定格除湿能力は、室温20°C・相対湿度60%を維持し続けたときの、1日当たりの除湿量です。

以下のグラフは北海道立消費生活センター「方式の違いで電気代に大差~除湿機の方式別性能~」より転載しました。

URL:http://www.do-syouhi-c.jp/test/kira92jyosituki.pdf

保護されていないURLなので、リンクは張っていません。公のサイトなので興味がればご上記URLより覧ください。

温度ごとの除湿量

1時間あたりの除湿量を見ると次のようになっています。

左のコンプレッサー方式と右のハイブリッド方式で比べると10°Cではハイブリッドのほうが除湿量が23%ほど多くなっていますが、それ以外では10%以上コンプレッサー方式が大きくなっています。

このことからすくなくとも10°C以上の部屋では、無理して高額なハイブリッド方式を購入しなくても良いと思いました。

10°C以下で使うことが決まっているのであれば、ハイブリッド方式やデシカント方式を選ぶのが良いと思われます。

ただ、デシカント方式は夏場でも冬場でも除湿能力は低いので、冬専門と考えたほうがよさそうです。

除湿効率はコンプレッサー方式が良い

このグラフは1kWh当たりの除湿量です。

圧倒的にコンプレッサー方式が効率が良いですね。

電気代を考えればコンプレッサー方式を選びたいものです。

下図は同じく北海道道立消費者センターの電気代の実測値です。

ハイブリッド方式は夏場でもコンプレッサー方式に比べ電気代が高いですね。

どの方式がよい?

上記のグラフから、次のように考えコンプレッサー方式が良いのかと思います。

●冬でも10°C以上ある部屋であればコンプレッサー方式を使う。

●10°C以下になる場合は室温を10°C以上に暖房してから、コンプレッサー方式を使う。

コンプレッサー方式でオススメなのは?

コンプレッサー方式の除湿機ではコロナの除湿能力が18L/日タイプが一番のおすすめです。

①日本製

②18L/日の除湿能力

などがオススメの理由です。

コロナの窓用エアコンを長年使ってた経験からもコロナ製品なら安心だと感じています。

●コロナ18L/日タイプの除湿量と温度の関係

室温が下がるとコンプレッサー方式のため除湿量が減少します。

下図はコロナの18L/日タイプの除湿量と温度の関係のグラフです。

例えば10°Cでの除湿量を見ると、おおよそ50Hzでは4L/日,60Hzでは6L/日程度です。ざっくりと1/4になったとすると、適用床面積も1/4になります。

50Hz 木造20畳、鉄筋40畳

60Hz 木造23畳、鉄筋45畳

10°Cでは計算上1/4になります。

50Hz 木造5畳、鉄筋10畳

60Hz 木造6畳、鉄筋11畳

使用する部屋の大きさは冬の間は和室なら6畳、鉄筋なら11畳より小さな部屋で使用できるという計算になりましたが、これは部屋全体の湿度を下げる場合の部屋の広さです。

衣類乾燥で使用する場合は、乾燥した温かい風がしっかり洗濯物に当たるようにすれば衣類は乾くので部屋の大きさはあまり気にしなくても大丈夫です。

 

まとめ

コンプレッサー方式の除湿機を使用する場合は、除湿能力はできるだけ大き物が効率よく除湿、衣類乾燥ができます。

10°C以下になる部屋で衣類乾燥する場合は、ハイブリッド方式またはデシカント方式を使うことになります。

しかし室温を10°C以上にしてコンプレッサー方式の除湿機を使えるようにする方法もいいのではないかと思います。

CD-H18AはCD-H1821の型落ち品ですが、仕様はほとんど同じです。

スポンサーリンク
テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました