シャープ加湿空気清浄機 歴代のKI-*X75の違いについて調べてみました。
加湿機能、空気清浄機能などは基本的な性能は同じです。
大きな違いとして2点あります。
●KI-HX75からスマート家電化したこと。
今までではできなかったようなサービスがスマート家電になって提供されるようになりました。
●KI-LX75からスペックダウンしてしまったこと。
KI-JX75以降の新しいKI-LX75/KI-NXは下の表にある通り、機能面では加湿量を除けば従来品よりスペックダウンしてしまいました。
シャープでは「L」から他のシリーズでも大きくスペックダウンしているものがあります。
新しいモデルがい必ずしも良いというわけではないので要注意ですね!
JX75が価格的に合えば一番おすすめですが、かなり価格が上がってきました。
そういった状況なので、今一番のおすすめはKI-LX75ですね。
品番 | 発売年 | 違い |
---|---|---|
KI-GX75 | 2016 | |
KI-HX75 | 2017 | この機種から無線LAN機能を搭載、それ以外はKI-G75と同じ |
KI-JX75 | 2018 | KI-HX75と同じ |
KI-LX75 | 2019 | デザイン変更、水タンク容量減少、加湿量増加、脱臭フィルター変更、PM2.5モニター廃止、ニオイモニター廃止、掃除アシストモード廃止、見張り機能廃止、」後ルーバー廃止、前ルーバー自動開閉廃止 |
KI-NX75 | 2020 | KI-LX75と同じ |
脱臭フィルターは、窒素酸化物や硫黄酸化物まで除去できる高性能な脱臭フィルターです。残念ながらKI-LX75からは通常の脱臭フィルターに変更されてしまいました。コストダウンのためだとは思いますがもったいないですね。
そのほか水タンクの容量も4Lから3.6Lに小さくなり給水回数が増えてしまいました。
さらに、売りの一つであったみはり機能もやめてしまうなど残念な点がたくさんありますね。
みはり機能というのは、室温や湿度をみはってくれ、教えてくれる機能です。暑さなどを感じにくいお年よりにとってはありがたい機能でした。
KI-GX75
KI-HX75
KI-JX-75
KI-LX75
KI-NX-75
スペック比較
KI-G75/KI-H75/KI-J75 | KI-L75/KI-N75 | ||
---|---|---|---|
加湿空気清浄 | 空気清浄 | 加湿空気清浄 | 空気清浄 |
清浄時間 畳/分 | |||
8/10 | 8/9 | 8/12 | 8/9 |
空気清浄適用床面積 畳 | |||
~28 | ~34 | ~23 | ~34 |
加湿適用床面積 畳 | |||
プレハブ洋室~21 木造和室~12.5 |
プレハブ洋室~24 木造和室~14.5 |
||
風量 m3/分 | |||
強:6.3 | 強:7.5 | 強:5.1 | 強:7.5 |
中:4.3 | 中:4.3 | 中:4.3 | 中:4.3 |
静音:1.5 | 静音:1.5 | 静音:1.5 | 静音:1.5 |
消費電力 W | |||
強:54 | 強:80 | 強:34 | 強:83 |
中:27 | 中:25 | 中:31 | 中:29 |
静音:6.5(6.0) | 静音:5.7(5.2) | 静音:6.1(5.7) | 静音:5.7(5.3) |
電気代 円/時間 | |||
強:1.46 | 強:2.16 | 強:0.92 | 強:2.2 |
中:0.73 | 中:0.68 | 中:0.84 | 中:0.78 |
静音:0.18(0.16) | 静音:0.15(0.14) | 静音:0.16(0.15) | 静音:0.15(0.14) |
運転音 dB | |||
強:49 | 強:52 | 強:45 | 強:53 |
中:42 | 中:42 | 中:44 | 中:44 |
静音:20 | 静音:18 | 静音:21 | 静音:19 |
加湿量 ml/h | |||
強:750 | 強:880 | ||
中:600 | 中:750 | ||
静音:270 | 静音:310 |
タンク容量・サイズ。重量
KI-G75/KI-H75/KI-J75 | KI-L75/KI-N75 | |
---|---|---|
タンク容量(L) | ||
約4.0 | 約3.6 | |
外形寸法(㎜) | ||
幅405×奥行316×高さ666 | 幅400×奥行359×高さ93 | |
質量(kg) | ||
約12 | 約12 | |
電源コード長さ(m) | ||
1.8 | 1.8 |
センサー・モニター
センサー・モニター | KI-G75/KI-H75/KI-J75 | KI-L75/KI-N75 |
---|---|---|
ホコリセンサー | 〇 | 〇 |
ニオイセンサー | 〇 | 〇 |
湿度センサー | 〇 | 〇 |
温度センサー | 〇 | 〇 |
照度センサー | 〇 | 〇 |
高温・高湿みはり 乾燥・低温みはり |
〇 | X |
PM2.5モニター | 〇 | X |
PM2.5濃度デジタル表示(目安) | 〇 | 〇 |
デジタル温度・湿度・電気代モニター | 〇 | 〇 |
きれいモニター | 〇 | 〇 |
ニオイモニター | 〇 | X |
ルーバー
ルーバー | KI-G75/KI-H75/KI-J75 | KI-L75/KI-N75 |
---|---|---|
後ろルーバー自動開閉 | 後ろルーバーなし | 〇 |
前ルーバー自動開閉 | X | 〇 |
待機電力
KI-G75 | KI-H75KI-J75/KI-L75/KI-N75 |
---|---|
約0.6W | 約0.7(1.0) W |
待機電力は僅かに違いますが無視できるほどの値です。( ) 内は、無線アダプター「起動」の時の待機時消費電力です。
KI-H75KI-J75/KI-L75/KI-N75はスマート家電化に
KI-H75KI-J75/KI-L75/KI-N75は「COCORO AIR」に対応しています。センサーで得られたデータ、インターネットで入手されたPM2.5飛散情報、クラウド上に蓄積された運転データなどをクラウド上のAIが判断し、最適な運転モードに切り替えます。また、ユーザーに役立つ空気状態や天気予報などを音声で伝えてくれます。
スマホとも連動し、スマホからよりきめ細かい運転を指示することもできます。
他にもいろいろなことができるので、スマート家電に興味のある方には面白い空気清浄機です。
逆にスマート家電は必要ないという方はKI-HX75よりKI-GX75がいいでのですが、すでに入手は困難です。
価格は?
「G]、「H」、「J」は在庫が少ないので価格が上がっていることがあります。
その場合は「L」か「N]の安い方を選べばよいでしょう。
KI-GX75
KI-HX75
KI-JX-75
KI-LX75
KI-NX-75
さいごに
KI-GX75とKI-HX75の違いは、スマート家電かどうかでした。2021年現在ではどちらも入手困難です。
KI-JX75は安く手に入ればおすすめですが、KI-LX75やKI-NX75より高額であれば無理せずKI-LX75やKI-NX75の安い方をおすすめします。