富士のミラーレスカメラ X-A1を天体写真を撮るのに購入しました。富士のカメラは赤の感度が高く赤い星雲や星を撮るのに良いと評判です。
X-A1は2013年の発売で生産は終了しています。運が良ければ新品に当たることもありますが購入は基本中古品になります。
X-A1を購入した理由
これから、オリオン大星雲や北アメリカ星雲などの星雲写真にチャレンジしようと思いたち、ネットでどんなカメラが良いのか調べたら富士のカメラに行き着きました。
多くのカメラは色調整フィルターが実装されています。通常の写真を撮るのに欠かせないローパスフィルターですが、赤い星や星雲を写すにはあまり適さないとのことです。理由はフィルターでHα線(波長:656.28nm)をカットしてしまうため、Hα線の波長で光る星や星雲は本来の明るさより淡く写るためだそうです。
① カメラメーカーの天体写真用のカメラ
Hα線(波長:656.28nm)を通すようなフィルターをつけた天体写真用のカメラも販売されています。
NIKONのD810A
CANONのEOS Ra
価格的にはハイエンドなアマチュア向けでしょう。
② ZWO社などの天体望遠鏡に取り付けて使うCMOSカメラ
天体写真専用のカメラとしてZWO社などのCMOSカメラもありますが、センサーサイズがAPS-Cやフルサイズとなると価格も高額になってきます。
こちらもハイエンドなアマチュアむけといった感じがします。写真はZWO ASI 071MC Proです。税込で193,700円です。惑星などをを写すセンサーサイズが小さなものなら3万ほどですがセンサーサイズが大きくなると高額になってきます。
③ 改造カメラ
次に、ローパスフィルター部を改造して普通のデジタル一眼レフカメラを天体写真専用機にしてしまうサービスもあります。カメラメーカーの保証は受けられなくなるし、一般の撮影にも制限がでるようです。あまり高価なカメラではリスクが大きいですね。改造費は数万円です。
④ もともと赤の写りが良い富士のミラーレス
最後に富士の赤がよく写ると噂のミーラーレス一眼カメラが残りました。しかも中古で1万円ちょっとで買えます。実際に購入したのは10800円でした。もちろんレンズなしです。fujiならX-A1でなくても良いのですが、これが一番安かったです。
いろいろ調べてみて、最もお手軽な④の富士のミラーレスが今回の目的にピッタリだと感じました。以上がX-A1を購入した理由です。
中古カメラのイメージセンサーの汚れは自分で掃除できる様になると良いと思う
中古で買った富士のXーA1ですが、イメージセンサーはざっとはクリーニングされているようですが、よく調べると汚れがついています。2013年発売ですで、少なくとも数年は使っていたでしょうからそれなりにイメージセンサーも汚れていたのだと思います。
センサーを掃除してもらっては、せっかく安く買った意味もありませんし、センサーは使用していれば汚れがつくものなので、出来れば自分で掃除できる様になるのが一番です。
X-A1でピントをあわせるときは?
液晶モニターでは暗い星や星雲は写りにくいので、比較的明るい星で予めピントを合わせていく必要がありました。下記は光害カットフィルターを付けてX-A1で写したオリオン大星雲です。JPEG撮って出しです。赤い部分もよく見えますね。
光害カットフィルターなしではもっと赤い部分がよく写っていました。
星雲写真のはじめの一歩にはX-A1なかなか安くていいなあと思いました。