動画を記録するのため128GのSDカードを購入しました。
最初にkingston128Gを、さらに追加でバッファローに128Gを購入しました。
どちらも128GのSDカードとしては破格の価格です。
SharpCapというソフトで惑星カメラの動画を記録するメモリーとして使用しています。
動画は天体の動画でよく使われるser形式のファイルです。
動画なのでシーケンシャルにSDカードに書き込んでいくだけなのでバッファロー128Gでも大丈夫かと思ったのですが、書き込み速度が追い付かずダメでした。
[itemlink post_id=”24128″]スピードテストで比較
SharpCapでは書き込み速度を調べるためのテストができます。
テスト結果
kingston128G
バッファロー128G
総フレーム数:4882(1280×960)
ファイルサイズ:5721メガバイト
転送時間 | fps | 書き込み速度 | |
kingston128G | 75.67s | 64.52fps | 75.607MB/s |
バッファロー128G | 232.76s | 20.97fps | 24.579MB/s |
外付けSSD256G | 19.48s | 250.56fps | 293.621MB/s |
PC内部SDD | 13.53s | 360.83fps | 422.844MB/s |
バッファロー128Gの書き込み速度はとても遅く、今回のような動画書き込みには適さにことがわかりました。
(参考)試しに、256GBのSSDをUSB3につないでスピードテストしたところ293.621MB/sでした。これはkingston128の約4倍の速さです。更に、PCの内部SSD256Gでは、422.844MB/sとやはり一番速くなりました。4Kぐらいなら問題ないですが、伝送速度の速い惑星カメラの記録にSDカードを使うのはダメだということですね。
スペック比較
データ書き込みの最低保証速度を表しています。
kingston128G | バッファロー128G | |
スピードクラス | 10(10MB/秒) | 10(10MB/秒) |
UHSスピードクラス | 3(30MB/秒) | 1(10MB/秒) |
ビデオスピードクラス | V30(30MB/秒) | V10(10MB/秒) |
書き込み速度 | 最大85MB/s | 明記なし |
大事な書き込み速度がバッファロー128Gには明記されていません。スピードテストでは25MB/sと非常に低速でした。あまりにも遅いので明記していないのでしょうか。ただ、規格は満足しているので不良品ではありません。
動画記録するなら書き込み速度がきちんと明記されていること、スピードクラスが10、UHSスピードクラスは3,ビデオスピードクラスはV30はあるものを選ぶのが正解のようです。
今回のバッファロー128Gは失敗でした。もう少し仕様をチェックしてから購入すればよかったと反省しています。
次はkingston128を追加で購入することにしました。
ちなみにバッファローの32GのSDカードも安さにひかれた5枚ほど購入したのですが、やはり書き込み速度は25MB/sあたりで使えませんでした。
動画の記録にはバッファローのカードは使用しないことにしました。
まとめ
カメラ動画の記録ではできるだけ高速なものがおすすめです。
特に惑星カメラの動画記録などでは書き込み速度の確認をしっかりしないと失敗します。
書き込み速度の速いカードは価格も高額になるので、実際に使用するときに必要な伝送速度との見合いで決めるとよさそうです。
kingston128Gとバッファロー128Gでは書き込み速度に大きな違いがありました。これは、しっかり仕様を確認しないで購入したのが失敗でした。
書き込み速度を明記してないSDカードだけは最低限避けようと思います。
kingston128Gとバッファロー128Gで迷ったら、kingston128Gの方が書き込み速度が速い分使いやすいと思います。
惑星カメラの動画は内蔵のSSDに記録するのがベストですね。次にいいのはUSBタイプのSSDです。SDカードは基本ダメだということがわかりました。
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